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本のPDF化に関する情報まとめ(代行サービスや違法性など)
「頻繁に読むわけではないけれど、室内空間を圧迫する紙の書籍を何とかしたい」と思ったとき、PDF化できないかと考えることもあるでしょう。
この記事では、所有している書籍をPDF化する(自炊する)ことの違法性や、実際にPDF化する場合にどんな手順でPDF化するかなどをご紹介します。
本をPDF化することの違法性について
著作権法上は,著作者のみが著作物を複製できます。
書籍をPDFに変換する場合、「紙の書籍」と「PDF化した書籍データ」が同時に存在するため、「著作物を複製」となり、違法となります。
例外的として、「自己所有の書籍を、自己利用の目的で」複製することは合法となります。
そのため、自己所有の書籍を、自分で裁断しスキャンしてPDF化(自炊)し、個人利用することは問題ありません。
本をPDF化する方法について
本をPDF化する際には、背表紙を裁断し、本を分解して、紙の束にしてからスキャナーにかけるケースが一般的です。
スキャナーの機能によっては、OCR(文字情報読み取り)処理も可能となります。
非破壊で(裁断しないで)できる?
1ページずつスマホで撮影し、PDF化できるアプリを使用するならば、本を裁断せずにPDF化することはできます。
相当な時間がかかることが予測できるため、全ページをPDF化するには現実的でないかもしれません。
本のページをPDF化出来るアプリについて
iPhoneやAndroidスマホのアプリなど、撮影した写真をPDF化できるアプリをご紹介します。
Adobe Scanはスマートフォンで、書類などを撮影し、PDFやJPEGとして保存できるアプリです。
iPhoneの場合は、App Storeへ、Androidスマホの場合はGoogle Playへアクセスするとダウンロードできます。
Office Lensはスマートフォンで、書類などを撮影し、JPEGやPDFとして保存できるアプリアプリです。
iPhoneの場合は、App Storeへ、Androidスマホの場合はGoogle Playへアクセスするとダウンロードできます。
本をPDF化する代行サービスについて
本のPDF化を行う「電子書籍化サービス」や「自炊代行サービス」などもありますが、複製を依頼する行為は違反と判断される可能性があります。
複製を請け負う行者が、書籍の著作者から「複製許可」を得ている場合には、合法でPDF化を代行することが可能となります。
本を自分で複製する際に、裁断のみを依頼することは問題ありません。
本の持ち込みについて
代行業者によっては、本の送付だけでなく、持ち込みを受け付けている場合もあります。
本の返却について
本をPDF化するにあたり、背表紙を裁断する場合が多いため、本の返却は行っていない代行サービスが多くあります。
古書などの希少品を扱う代行サービスでは、本の返却をする店舗もあるので、サービスを依頼する前に「返却の有無」を確認することをおすすめします。