ExcelのCEILING関数の使い方|データを指定した基準値で切り上げる
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本記事では、Excelで数値の切り上げができるCEILING関数の使い方について解説しています。
桁数で切り上げるROUNDUP関数とは異なり、CEILING関数は切り上げる単位を自分で設定することができます。
CEILING関数とは?
CEILING関数(シーリング関数)は、指定した基準値の倍数で最も近い値に切り上げることができる関数です。
例えば5円単位で切り上げたい、20分単位で切り上げたいなど、切り上げる単位を自分で設定したい場合に便利な関数です。
CEILING関数の書式
まずは、CEILING関数の書式を確認していきましょう。

CEILING関数の書式は「=CEILING(数値, 基準値)」のように引数を2つ使用します。引数を1つずつ確認していきましょう。
※引数(ひきすう)とは、Excelの関数を使用する際に必要な情報です。関数が結果を返す際の判断材料とイメージしましょう。関数名の後の括弧「()」内に入力します。
第1引数(数値)

1番目の引数は「数値」で、必須の引数です。切り上げたい数値を参照します。
第2引数(基準値)

2番目の引数は「基準値」で、こちらも必須の引数です。倍数の基準となる数値を指定します。
CEILING関数の基本的な使い方
CEILING関数の基本的な使い方をご紹介します。
作業時間:1分
数値を入力する

切り上げたい数値を参照します。【切り上げた数値を入力するセル(例:C3)】を選択し、『=CEILING(B3, 』と入力します。
基準値を入力する

切り上げる単位の基準値を指定します。「=CEILING(B3, 」に続いて『500)』と入力し、【Enter】キーを押します。
数値の反映完了

選択した数値が500の倍数で最も近い値に切り上げられました。
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