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ExcelのFLOOR関数の使い方|基準値の倍数の最も近い値で切り捨て

Excelには何種類かの切り捨てられる関数があります。

その中でも、基準値の倍数で切り捨てられる「FLOOR関数」というものをご紹介いたします。

FLOOR関数の書式

まずは、FLOOR関数の書式を確認していきましょう。

FLOOR関数の書式

FLOOR関数は2つの引数で成り立っております。どちらの引数も指定は「必須」となっております。

第1引数(数値)

第1引数

第1引数の「数値」は、切り捨てたい数値を指定します。

直接数値を入力しても良いですし、数値が入力されているセルを参照しても問題ありません。

第2引数(基準値)

第2引数

第2引数の「基準値」は、指定した基準値の倍数に最も近い値で切り捨てます。

例えば、数値が180で基準値が50の場合、50の3倍の150が最も近い値になりますので150に切り捨てられます。

FLOOR関数の使い方

それでは実際にFLOOR関数を使ってみましょう。

FLOOR関数の入力

『=FLOOR(』と入力して、FLOOR関数を開始します。

数値の指定

切り捨てたい数値を指定します。

基準値の指定

次に基準値を指定します。この後、フィルハンドルで他のセルへ反映させるため、行数を$で固定します。

FLOOR関数の結果

50の2倍は100なので、そのままの「100」という結果になります。フィルハンドルで他のセルに反映させます。

他のセルへ反映

140までは100に切り捨てられ、150以上だと150に切り捨てられます。