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エクセルで変動係数の求め方

変動係数は、データのばらつき具合を比較する統計的な指標の1つです。

この記事では、エクセルでの変動係数の求め方をご紹介します。

データ分析や統計処理を行う際に役立つ変動係数をエクセルで簡単に求めましょう。

変動係数とは?

変動係数を使えば、単位や規模が異なるデータ同士でデータのばらつき具合を比較できます。

例えば、以下の画像はジュースとワインの値段についての平均価格、標準偏差、変動係数をまとめた表です。

変動係数について

標準偏差は平均値周辺でどれくらいデータがばらついているかを示す指数です。

値が大きいほど「ばらつきが大きい」と判断します。詳しくは以下の記事でご紹介しています。

標準偏差をエクセルの関数で求める方法とグラフの作り方(散布図)

ジュースとワインの標準偏差を比較すると、ワインの方が大きいため値段のばらつきが大きいことが分かります。

ただし、ジュースとワインではワインの方が平均価格が大きいため単に標準偏差だけで比べても、本当にジュースよりもワインの方が値段のばらつきが大きいのかは判断できません。

こういった場合に変動係数を用いて比較します。

変動係数ではジュースが0.4、ワインが0.133でジュースの値の方が大きくなっています。つまりジュースの方がデータ(値段)のばらつきが大きいと判断できます。

以上のように変動係数を使えば、標準偏差では単純に比較できない異なるデータ同士でデータのばらつき具合を比較できます。

エクセルで変動係数は求められる?

変動係数の公式

エクセルには変動係数を求める関数はありません。

ただし、変動係数は「標準偏差÷平均値」で求めることができるため、標準偏差と平均値を求める関数を組み合わせれば変動係数は求められます。

エクセルで変動係数の求め方

エクセルでの変動係数の求め方をご紹介します。

STDEV.R関数で標準偏差を計算する

まずは標準偏差を求めます。

標準偏差を求める関数はSTDEV.R(スタンダード・ディビエーション・ピー)関数です。

STDEV.R関数の書式は「=STDEV.R(数値1,[数値2]...)」で、数値の引数に標準偏差を求めたいデータをセル範囲で指定します。

任意のセルに「=STDEV.R(B3:B17)」と入力Enterを押します。

AVERAGE関数で平均を求める

標準偏差が求められました。次に平均値を求めます。

平均を求める関数はAVERAGE(アベレージ)関数で、書式は「=AVERAGE(数値1,[数値2]…)」です。

AVERAGE関数の詳細は以下の記事でご確認ください。

ExcelのAVERAGE関数の使い方|引数の平均を返す

任意のセルに「=AVERAGE(B3:B17)」と入力Enterを押します。

標準偏差を平均で割る

平均値が求められました。

次に変動係数を求めます。変動係数は「=標準偏差÷平均値」で求められます。

任意のセルに「=E2/E3」と入力してEnterを押します。

変動係数が求められる

変動係数が求められました。

変動係数は数が大きいほどデータのばらつきが大きいと判断できます。

例えばAクラスとBクラスで国語の点数の変動係数を計算して、Aクラスが0.09、Bクラスが0.1であればBクラスの方が点数のばらつきが大きいと判断します。