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エクセルでIFを使って0を表示しない方法

エクセルのIF関数は条件に応じて結果を返す便利な機能ですが、設定をしないと0も表示してしまいます。

売り上げが0の場合や、参照元のセルが空白の場合には、0を非表示にしたいケースがあります。

この記事では、IF関数を使って0を表示しない方法について解説していきます。

エクセルでIFを使って0を表示しない方法

乗算の積を表示させたい

上図のC列に、A列とB列を乗算した積の値を表示させ、0を非表示にしたい場合があります。

0が表示されてしまう

C2セルには「=IF(A2="","",A2*B2)」というシンプルなIF関数の数式を入力し、オートフィルでC列に適用させたところ、A列に数値が入力されている行には「0」と表示されてしまいます。

これは、「A列(A2)」が「空白(="")」の場合にのみ「0」を表示しない数式を入力しているためです。

以下では、A列またはB列が空白の場合に、IF関数を使って0を表示しない方法をご説明します。

関数を入力する

セル(例:C2)に「=IF(OR(A2="",B2=""),"",A2*B2)」と入力し、Enterを押します。

OR関数をIF関数の論理式として使用することによって、複数条件のいずれかを満たしているかを判定することができます。

A列またはB列いずれかだけに数値が入力されている場合でも、0を非表示にすることができるため、未入力の項目が見つけやすいなどのメリットもあります。

IF関数とOR関数を組み合わせることで、例えば、アンケート結果で「20代または30代」などの条件で抽出することができます。

ExcelのIF関数と組みわせたOR関数(AまたはB)の使い方

オートフィル操作を行う

関数を入力したセル(例:C2)を選択します。

セルの右下にマウスオーバーし、+マークを表示させて下方向にドラッグします。

関数を適用できた

IF関数をC列に適用させ、0を非表示にすることができました。

エクセルの関数を使って0を表示しない方法

下記の記事では、エクセルの関数を使って、計算結果が0の場合に表示をしない方法について解説しています。

IF関数のほか、ISBLANK関数を使って0を表示しない方法もご紹介しています。

エクセルの関数を使って0を表示しない方法

エクセルで0を非表示(表示しない)にする設定方法

0を非表示にする方法は関数だけではありません。

下記の記事では、エクセルで0を非表示にする設定方法をご紹介しています。

エクセルの設定を変更する方法や、シートの表示形式を変更することで、0を非表示にすることができます。

エクセルで0を非表示(表示しない)にする3つの方法!関数有り