無料でエクセルをPDFに変換するツールのご紹介

Web上には、エクセルのデータを無料でPDF化できる便利なツールが豊富にあります。

この記事では、無料でエクセルをPDFに変換するツールをご紹介します。

ここでご紹介するツールはどれもインストール不要で手軽に使えますので、オンライン上で素早くPDF化したい場合に役立ちます。

無料でエクセルをPDFに変換するツールのご紹介

エクセルのデータを無料でPDFに変換できるツールをいくつかご紹介します。

ご紹介するツールを使用すれば、オンライン上でいつでも簡単にデータをPDF化できます。

上の画像は、PDFに変換する前のデータです。

本記事では、各ツールでこのデータを実際にPDFに変換するといった検証も行っています。

Adobe Acrobat オンラインサービス

Adobe Acrobat オンラインサービスとは、米Adobe（アドビ）者が提供しているオンラインサービスです。

主にオンライン上でPDF作成や編集を行うサービスとして多くのユーザーに利用されていますが、ファイルをPDFに変換することも可能です。

画面上にファイルをドラッグ&ドロップするだけで簡単にPDF化が完了します。

元より、PDFというファイル形式はAdobe社によって開発されたため、PDFに関するソフトといえばAdobe Acrobatと言うほど信頼性は高いです。

Adobe Acrobat オンラインサービスの詳細については、以下の表をご覧ください。

Adobe Acrobat オンラインサービスはすべての機能を無料で利用できますが、ログインしないと24時間に1回しか変換できないなど、一部制限もあります。

多くのファイルを変換したい場合は、Adobe IDの作成をご検討ください。なお、IDの作成は無料です。

実際にAdobe Acrobat オンラインサービスを使ってエクセルのデータをPDFに変換してみました。

Adobeのサービスで変換を行うと、若干文字が太くなり、左右の余白も広くなりました。

特にデータの右側は左側と比べて余白が多くなっており、ややバランスが悪く見えます。

変換するデータにもよるため、一概にデータ通り変換できないとは言えませんが、気になる場合は同サービスの「PDF編集」機能を使用して、PDFの見た目を調整してみるのも良いでしょう。

SodaPDF Online

SodaPDF Onlineとは、LULU Software社が開発/提供しているソフトウェアです。

上記のリンクにアクセスし、PDFに変換したいエクセルファイルを選択するか、ドラッグ&ドロップするだけでPDF化が完了します。

Google ドライブやDropboxにあるエクセルファイルを選択することもできるため、これらのサービスを普段から利用しているユーザーにはおすすめです。

SodaPDFの詳細については、以下の表をご覧ください。金額は2022年11月時点の情報となります。

SodaPDFには使用量制限があるようですが、具体的に「○○回まで」などの記載がありません。

そのため、1日に多くのファイルをアップロードすると制限がかかる可能性があります。

SodaPDFの有料プランに加入すると、「PDF編集、圧縮など全ての機能を制限なく使用できる」「広告が非表示になる」といったメリットがあります。

制限なしでさまざまな機能を使いたい場合は、有料プランに加入してみるのも良いでしょう。

実際にSodaPDFでエクセルのデータをPDFに変換してみました。

上記でご紹介したAdobe Acrobat オンラインサービスと同様、若干文字が太くなり、データ右側の余白が広くなっています。

とはいえ、余白については右側のみ広くなっているため、エクセルの方で列幅を調整すれば丁度良く収まりそうです。

iLovePDF

iLovePDFとは、iLovePDF.comが開発/提供しているソフトウェアです。

オンライン上にファイルをアップロードすることで、PDFに変換することができます。

無料版のiLovePDFには、いくつかの使用制限があります。

詳細については以下の表をご覧ください。金額は2022年11月時点の情報となります。

無料版のiLovePDFは、回数制限がない代わりにファイルサイズと一括変換に制限があります。

多くのファイルを一括で変換したい場合は、有料版への加入をご検討ください。

実際にiLovePDFでエクセルのデータをPDFに変換してみました。

全体的に余白が広くなっている印象です。データの内容も縮小されており、1ページ内にデータが詰まっています。

iLovrPDFで変換を行う際は、事前にエクセル側で列幅の調整を行った方が良いかもしれません。

PDFCandy

PDFCandyとは、Icecream Apps社が開発/提供しているソフトウェアです。

エクセルをPDFに変換するには、上記リンクにアクセスし、変換したいファイルを選択またはドラッグ&ドロップします。

PDFCandyの詳細については、以下の表をご覧ください。

PDFCandyには使用制限をなくすことができる有料版が提供されています。

PDF編集や圧縮などの他機能を制限なく使いたい場合などは、有料版に加入してみるのも良いでしょう。

実際にPDFCandyでエクセルのデータをPDFに変換してみました。

余白については問題ありません。しかし、フォントが全く違うものに変更されており、データも切れています。

個人での観賞用ならともかく、業務で使用するデータを変換するのはおすすめできません。

LightPDF

LightPDFは、LightPDFが開発/提供しているPDF変換ツールです。

オンライン上で利用できるツールの他に、オフラインで利用可能なデスクトップ版も提供されています。

使用制限などもなく、広告も一切表示されないため、大量のエクセルファイルを一括で変換したい場合などにおすすめのツールです。

LightPDFの詳細については、以下の表をご覧ください。金額は2022年11月時点の情報となります。

LightPDFには、LightPDF VIPという有料プランがあります。

無料版との違いは「多くのファイルを一括で変換できる」「クラウドサービスを使用する場合、無制限でファイルを保存できる」ことです。

無料版では、大量のエクセルファイルを一括でPDFに変換することができませんので注意しましょう。

実際にLightPDFでエクセルのデータをPDFに変換してみました。

余白も文字も問題なく、最も元のデータに近いと感じました。フォントも元データのものと全く同じです。

LightPDFでPDF変換するにはサイトへのログインが必要になりますが、多少の手間がかかってもこの品質なら文句なしです。

回数制限もありませんので、ログインがネックでなければぜひおすすめしたい変換ツールです。