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エクセルで時間(時刻)の引き算をする方法

Excelは標準の数値計算だけでなく、時間や日付の計算も可能です。

この記事では、エクセルで時間(時刻)の引き算をする方法をご紹介します。

時間の引き算の基本的な方法と時間のマイナス表示がエラーになったときの対処方法などを詳しく説明しています。

エクセルで時間(時刻)の引き算をする方法

エクセルで時間(時刻)の引き算をする方法をご紹介します。

11時から3時を引く計算をします。B2セルに「11:00」、C2セルに「3:00」を入力します。すると、赤矢印の表示形式の欄が「標準→ユーザー定義」に自動的に変更されます。

セルの書式設定を見てみると、デフォルトでユーザー定義の種類の中に「h:mm」にカーソルが当たっております。hは時間、mmは分を表しており、「11:00」はただの数字ではなく、時間として認識をしていますよという意味となります。

値を算出したいセル(例:D2)を選択します。

B2からC2を引き算します。数式バーに「=B2-C2」を入力します。

時間同士の計算と認識されておりますので、正しい「8:00」が算出されました。

年/月/日 時:分を引き算する

日付時間の差分

ここでは年/月/日と時:分の引き算方法を行います。

B2セルに「2023/8/30 22:00:00」、C2セルに「2023/8/30 11:00:00」をすべて半角で入力します。年/月/日と時:分の間は、半角スペースで空けます。

セルを選択する

値を算出したいセル(例:D2)を選択します。

引き算の参照

B2からC2を引き算します。

数式バーに「=B2-C2」を入力します。

シリアル値が表示

結果を見るとシリアル値(例:0.458333)で表示されました。

右上の赤矢印を見ると表示形式が「標準」となっているためです。

その他の表示形式の選択

表示形式を変更します。

ホームタブ、②数値の書式のv、③その他の表示形式の順に選択します。

表示形式を時刻に

「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。

表示形式タブ、②分類のユーザー定義、③種類から「h:mm」の順に選択し、④「OK」ボタンを押します

正しい時間の表示

正しい時間表記(例:11:00)となりました。####と表示されてしまう方は、下記の「時間のマイナス表示について」セクションをご確認ください。

時間のマイナス表示について

時間のマイナス表記

11時から12時を引いてみます。本来なら「-1:00」と表示されるところ、####と表示されてしまいました。

このように引き算した結果、マイナスの時間が表示されずに####とエラーが出る場合があります。

この場合の対処法として、次の2つの方法があります。

  • Excelのオプションから設定する
  • TEXT関数とABS関数とIF関数を組み合わせる

以下の記事それぞれの方法を紹介しています。なぜ####と表示されるのか原因についても詳しく説明しています。

Excelで時間の引き算をした際に####と表示された場合

日付をまたぐときの時間の引き算(勤怠表を作る)

勤怠管理表を作っているとき、深夜勤務の場合21時出勤で、翌日の6時退勤の場合、日をまたいだ引き算をすることがあります。

勤怠表の準備

例えば上の画像は深夜勤務の勤怠管理表です。

「退勤時間-出勤時間-休憩時間」で日をまたいだ時間の引き算ができます。ただし、退勤時間に「+1」を加えて計算する必要があります。

詳しくは以下の記事の「日付をまたぐときの時間の引き算結果」セクションで説明しているので、ぜひ参考にしてください。

エクセルの時間の引き算結果がおかしい場合