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ExcelのCOUNTIF関数で複数条件OR(または)の役割を果たす方法

COUNTIF関数を利用して、複数条件OR(または)を指定する方法をお伝えします。同一範囲内と違う範囲内でのORの役割を果たす指定方法をお伝えします。

そして最後に別の関数を使って複数条件AND(かつ)の指定方法もご説明します。

COUNTIF関数で同一の範囲内の複数条件

同じ範囲内で違う値の個数を数えて「足し算」すると複数条件で指定できます。

男のセルの個数を数える

まずはB3からB12セルを範囲指定し、「男」のセルの個数を数えていきます。範囲内には4つあります。

足し算をする

「+」で掛け合わせてます。

女のセルの個数を数える

同様にB3からB12セルを範囲指定し、「女」のセルの個数を数えていきます。範囲内には4つあります。

男と女のセルの個数の合計

男女合わせて、4+4で合計8つのセルがあります。COUNTIF関数では「+」でつなぐことができます。

COUNTIF関数でOR(複数条件)の役割を果たす方法

COUNTIF関数同士を足し算してOR(AまたはB)のように指定する方法をご説明します。

男のセルの個数を数える

最初の範囲をドラッグして指定して、COUNTIF関数を完成させてください。

足し算をする

+(プラス)を入力します。

東京のセルの個数を数える

次の範囲をドラッグして指定して、COUNTIF関数を完成させてください。

男と東京のセルの個数の合計

Enterキーで確定します。性別「男」は4つ+出身「東京」は5つで、あわせて9つになります。OR(または)なので、単純に足し算されました。

COUNTIFS関数で複数条件AND(かつ)を指定する

OR(または)ではなくAND(かつ)で指定したい場合は、COUNTIFS関数を利用します。

COUNTIFS関数で男のセルの個数を数える

まずはB3からB12セルを範囲指定し、「男」のセルの個数を数えていきます。「,」カンマで区切ってください。

COUNTIFS関数で東京のセルの個数を数える

C3からC12セルを範囲指定し、「東京」のセルの個数を数えていきます。

男かつ東京のセルの個数

「男」かつ「東京」のセルが2つありました。COUNTIFS関数を利用することで、ANDの複数条件指定が可能となります。