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ExcelのVBAで印刷範囲を設定する方法

ExcelのVBAで印刷範囲を設定できると、効率的で正確なデータ出力が可能になります。

この記事では、ExcelのVBAで印刷範囲を設定する方法をご紹介しています。

毎回印刷範囲を設定する必要がなくなるので、たくさんのシートを印刷するときなどに大変便利です。

開発タブを表示する

開発タブ

VBAで印刷範囲を設定するとき、「開発」タブを使用します。

上記の画像のような「開発」タブが表示されていない場合は、設定をして表示させましょう。

詳細は、以下の記事を参考にしてください。

エクセルの開発タブを表示する方法

印刷範囲を設定するコード

VBAで印刷範囲を設定するコードを下記に記載するので、コピーして使用してください。

Sub VBAで印刷範囲を設定する()
    Dim ws As Worksheet
    Dim printRange As Range
    
    ' 印刷する範囲を指定するシートを取得
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
    ' 印刷する範囲を指定(例: A1からAJ12までの範囲)
    Set printRange = ws.Range("A1:AJ12")
    
    ' 指定した範囲を印刷
    printRange.PrintOut
End Sub

詳しい方法は、下記「ExcelのVBAで印刷範囲を設定する方法」セクションでご紹介しています。

Excelファイル

上記のコードを使用すると、上の画像の赤い四角で示す範囲が印刷されます。

印刷範囲は変更可能です。

ExcelのVBAで印刷範囲を設定する方法

ExcelのVBAで印刷範囲を設定する方法をご説明します。

作業時間:2分

ファイルタブを選択する

ファイルタブを選択する

Excelファイルをマクロが有効なファイルとして保存します。ファイルタブを選択します。

参照を選択する

参照を選択する

名前を付けて保存、参照の順に選択します。

マクロ有効ブックとして保存する

マクロ有効ブックとして保存する

「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されました。①ファイルの保存場所(例:デスクトップ)を選択し、②任意のファイル名(例:勤務表)を入力します。③ファイルの種類で「Excel マクロ有効ブック」を選択し、④OKボタンを押します。

Visual Basicを開く

Visual Basicを開く

開発タブ、Visual Basicの順に選択します。

標準モジュールを挿入する

標準モジュールを挿入する

「Microsoft Visual Basic for Applications」が表示されました。①挿入タブ、標準モジュールの順に選択します。

コードを入力する

コードを入力する

「標準モジュール」が表示されました。上記セクション「ExcelのVBAで印刷範囲を設定するコード」のコードをコピーし貼り付けます。印刷範囲を変更する際は、「印刷範囲を指定」のセル範囲を変更してください。

マクロを保存する

マクロを保存する

ファイルタブ、上書き保存の順に選択します。

マクロを選択する

マクロを選択する

編集画面に戻り、マクロを実行します。①開発タブ、マクロの順に選択します。

マクロを実行する

マクロを実行する

「マクロ」ダイアログボックスが表示されました。①作成したマクロ(例:VBAで印刷範囲を設定する)、②マクロの保存先で作業中のファイル(例:勤務表)の順に選択します。③実行ボタンを押すと印刷が開始されます。

印刷して確認する

印刷して確認する

実際に印刷して確認すると、設定した印刷範囲で印刷されています。