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Excelで引き算をする方法(関数利用や足し算との混合など)

  • by kenji
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Excel初心者向けの「単純な引き算方法を知りたい」から、中級者向けの「様々な利用ケース」まで網羅いたしました。また後半には、SUM関数を使用することにより多くのデータをまとめて引き算するやり方もご紹介します。

引き算の計算はシンプルで簡単だと思いますが、少しつまづくところもあると思いますのでご参考いただければと思います。

四則演算で計算する

マイナス表記

Excelで引き算をする場合は-(マイナス)で計算をします。

四則演算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算のことをいいます。Excelでは「数式バー」に記号を入れることで四則演算ができます。詳しいことは以下のページをご覧ください。

数字を直接入力する

引き算の準備

数字を直接打って計算する方法です。最も簡単な手法となります。

引き算の直接入力

C3セルに『=10-7』と入力します。

直接入力の結果

【Enter】キーを押して、C3セルにカーソルを戻します。3という結果が返ってきます。

数字をセル参照する

引き算のセル参照

セルを参照して引き算をする方法です。E3セルに『10』、E4セルに『7』を入力しておきましょう。

F3セルに『=E3-E4』と入力します。

引き算のセル参照の結果

【Enter】キーを押して、F3セルにカーソルを戻します。同様に3という結果が返ってきます。

マイナス表示について

負の数字の計算

例えば「10-12」みたいな、結果がマイナスの数字になる場合もあります。別名「負の数」ともいいます。

負の数字の計算結果

「10-12」の結果が「-2」となりました。デフォルトの設定では黒文字で表記されます。Excelではセルの書式設定という機能で、「負の数の場合は赤文字にする」という設定も可能です。

セルの書式設定

セル上で【右クリック】し、【セルの書式設定】を選択します。

負の数字を赤文字に

「セルの書式設定」ダイアログボックスが開かれますので、【数値】を選択し、赤文字の【-1234】を選択し、【OK】ボタンを押します。

赤文字の結果

すると、負の数の場合は赤文字で表記することができます。

絶対値で表示する

絶対値とは、「+(プラス)や-(マイナス)のつかない数字」のことを言います。0からどれだけ離れているかという意味で認識いただくと分かりやすいかもしれません。

上記で説明しましたが、10-12の引き算をしたときにデフォルトでは「-2」と表示されてしまいます。そこで絶対値で表示するには「ABS関数」を利用します。

負の数の準備

さきほどの10-12の計算式で説明いたします。

ABS関数の利用

ABS関数の中に10-12を入れ込みます。『=ABS(10-12)』と入力します。

絶対値表記

通常であれば-2と表示されるところ、ABS関数を利用しているので絶対値の「2」と表示されました。

列でまとめて引き算する

引き算の列計算

列でまとめて引き算をする方法です。バナナ、みかん、りんごの在庫数を一括で計算する方法です。

セルを参照して引き算

まずはE3セルにC3-D3の計算をします。

フィルハンドルのダブルクリック

在庫数が「6」と算出されました。セルの右下にある赤枠の四角は「フィルハンドル」と言います。こちらを【ダブルクリック】してみましょう。

列の引き算の計算結果

すると、E4とE5セルが自動で計算されました。縦の列だけでなく、横の行の計算も同様にできるのでぜひ試してみましょう。

足し算と引き算を混合する

ここでは足し算と引き算を合わせた計算方法を説明します
※掛け算・割り算が含まれる場合は、中学校の数学で習ったとおり、足し算・引き算よりも先に計算されますのでちょっと複雑になります

足し算と引き算の混合

バナナの3つのブランドA,B,Cを販売している業者があります。バナナは腐りやすいため、販売できるバナナの数を数える計算です。

括弧を使った計算

括弧()を用いてバナナA,B,Cの総数と、腐ったバナナA,B,Cの総数を先に計算します。それぞれの総数を引き算する形となります。

足し算と引き算の混合計算の結果

結果は「53」と正しい数字が算出されました。

悪い例

こちらは計算ミスの例ですが、括弧()を用いないと、前から順番に計算されてしまうため間違った値「73」が算出されます。()を利用して正しい順番で計算をしましょう。

セルを固定して引き算する

セル固定の説明

セルを固定して計算する方法をお伝えします。全品100円引きセールを行うお店があります。全ての商品に対して100円引いた値を求めます。

セル参照で値引き

C5の価格からD2の値引き額を引き算します。

セル参照で値引き結果

1900-100で1800という正しい数字が算出されました。

オートフィルで計算

オートフィル機能で他のセルに反映させてみましょう。するとD5セル以外の数字は全て間違っております。

エラーの意味

その中で#VALUE!と書かれているD7セルにカーソルを当ててみると、「=C7-D4」と参照されておりました。D4セルには「値引き後」と文字列で書かれておりますので、「数値と文字列を引き算した」結果により#VALUE!のエラーが出てしまいました。

なぜD4セルが参照されたかというと、D2セルを固定していないためです。D2セルを固定しないままオートフィルを行うと、D2の参照が1行ずつ下にずれていきます。

行を固定

固定の仕方は「$」を利用します。行と列それぞれ固定することができます。この表では列はD列で変わりないので、行の「2」を固定します。

『D$2』と記載します。

正しい計算結果

この状態でオートフィルを使うと、正しい結果が求められます。

SUM関数を使ってまとめて引き算をする

足し算はSUM関数がありますが、引き算をする関数は存在しません。しかし以下のSUM関数を利用すれば、より引き算が便利になります。

指定した範囲の値をまとめて引き算したい場合、SUM関数を使用すると簡単に計算することができます。まとめて引き算したいデータをSUM関数を使用して足してから全体から引き算するやり方です。

引き算の結果を表示したいセルを選択

まず引き算の結果を表示したいセルを選択します。

数式バーに入力する

数式バーに「=B3-SUM(C3:D3)」を入力します。C3からD3までを足し算してからB3より引き算するという意味になります。

計算結果がセルに表示される

Enterを押すと計算結果が最初に選択したセル(上図:E3)に表示されます。

オートフィルを使用して計算結果のセルの右下を下まで引っ張る

オートフィルを使用して計算結果のセルの右下を下まで引っ張ると他の行の計算も便利です。

その他、様々な引き算の編集方法

時間の引き算をする

Excelでは数字の引き算だけでなく時間の引き算もすることが可能です。

以下の記事では、通常の四則演算で引き算する方法と、時間のマイナス表記ができない場合の対処法をご説明します。

また、日をまたぐ場合の勤怠表を作る方法も記載しております。

日付の引き算をする

そして日付の引き算もすることが可能です。

以下の記事では、DATEDIF関数とDAYS関数を使って日付を引き算する方法をご説明します。

よろしければ参考にならなかった点をお聞かせください