ExcelのTRUNC関数の使い方|小数点以下を切り捨てる
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小数点以下を切り捨てできるTRUNC関数の使い方をご説明します。
数値を指定して、どこで切り捨てるかを指定するだけなのでとても簡単です。最後にROUNDDOWN関数の違いも説明しております。
TRUNC関数の読み方
TRUNC関数は「トランク関数」と読みます。英語のTrancate(切り捨てる)から来ております。
TRUNC関数の書式

TRUNC関数の書式は=TRUNC(数値, [桁数])で成り立っていて、[桁数]の入力は任意となっており、入力しなくても切り捨てられます。
第1引数(数値)

1番目の引数は「数値」です。この引数は必須です。切り捨てたい数値を参照します。
第2引数(桁数)

2番目の引数は「桁数」です。この引数は任意です。「1」を指定すると小数点第1位になるように切り捨て。「-1」を指定すると十の位で切り捨てします。
TRUNC関数の使い方
それでは実際にTRUNC関数を使ってみましょう。

123.456という数値を、桁数指定なしで切り捨てます。

桁数を指定しないと小数点以下が切り捨てられ、整数となります。

また、桁数を「0」に設定しても同じ値が返ってきます。

桁数の違いによる数値の変化はこの様になっております。
TRUNC関数とROUNDDOWN関数の違い
切り捨てができるもう一つの関数はROUNDDOWN関数です。ほぼ同じ指定方法ですが一つだけ違うところがあります。
ROUNDDOWN関数は桁数の指定が必須となっております。実はここだけなのでTRUNC関数のほうが利便性がありますね。

ちなみにROUNDDOWN関数で桁数を指定しないと、このようなエラーが返ってきます。
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