- 公開日:
- 更新日:
Outlook本のレビュー|アウトルック最速仕事術 年間100時間の~
非常に先進的・実践的な本に出会いました。セミナー満足度95%超の人気講師がOutlookのエッセンスを1冊に凝縮した「アウトルック最速仕事術―年間100時間の時短を実現した32のテクニック」という本です。
- 「アウトルックでこんなに時間を失っていたかと驚いた」
- 「マウスを使わずにこんなに素早く、幅広い操作が可能になるとは目からウロコ」
- 「このノウハウを全社で共有したい」
Outlookのノウハウを知った多くの方から喜びの声が上がっています。Outlookの技術が向上すれば、企業の管理職から新人までほぼ全員の生産性が上がることが見込めます。それでは、「アウトルック最速仕事術―年間100時間の時短を実現した32のテクニック」をご紹介します。
本の基本情報
ここで本の基本情報についてご紹介します。
- 著者名:森 新(もり あらた)さん
- 書籍名:アウトルック最速仕事術―年間100時間の時短を実現した32のテクニック
- 発行所:ダイヤモンド社
- 発行年:2019年
- 頁 数:162ページ
「アウトルック最速仕事術」とはどんな本?
サントリーグループ内で営業・人事の経験をした筆者によるMicrosoft Outlookの実践的なテクニック本です。テクニックは概ね以下の通りに分かれます。
- 画面の切り替えを減らす方法
- メールの整理法
- ショートカットキーの使用方法
- その他さらに時短をするための方法
この本の素晴らしいところは、「なぜOutlookのPCスキルが重要なのか」を第1章で懇切丁寧に説明しているところです。筆者自身がOutlookを研究するようになった動機も書かれていますので、Outlookにあまり関心が無い方もOutlookスキル向上の重要性について理解できるかと思います。
著者の森新さんはどんな人?
ここで著者の森新さんについて簡単にご紹介します。
- 1988年高知県生まれ
- 北海道大学工学部卒業後、サントリーフーズ株式会社に入社
- 人事部で働き方改革を担当、Outlookスキルの獲得による業務生産性の大幅な向上の余地を発見
- Outlookを研究したノウハウをスキルシェアサイト「ストアカ」に発信、講演オファーを受け大人気講座に発展
- セミナー満足度は95%と高評価
- 「News Picks」、「FNNjp」、「NHK WORLD」など数々のメディアに取り上げられる
本の目次
以下は本書の目次です。
- 第1章 一番大切なPCのスキルは「アウトルックスキル」
- 第2章 時間のロスになる「画面切り替え」を減らすテクニック
- 第3章 「脱マウス」に近づくための10の基本ショートカット
- 第4章 仕事にスピードが生まれるメールの整理法
- 第5章 もっと時短したい人のためのスーパーテクニック集
- 第6章 もっと時短したい人のためのショートカットキー上級編
- 第7章 よくある質問
この本のおすすめポイント
時間ロスの徹底削除
時間ロスの削除テクニックを様々な角度から詳細に紹介しているところが本書のおすすめポイントです。時間ロスの削除のための高度なテクニックから、多くの人が行いがちな操作の無駄の省き方まで徹底解説しています。
下記では、本書に紹介されていた時間ロスを削除するためのテクニックの一例をご紹介します。
- 予定表を固定する
- ファイル添付を最初に行う
- 予定表画面から新しいタスクを起動しない
- メールの閲覧ウィンドウは使わない
- リボンは閉じる
- 検索フォルダー機能を使う
- 「クイック操作」機能を使う
- 「Oft ファイル」機能を使う
- クイックパーツ機能を使う
スピードと正確性を生むメール整理術
Outlookのメール整理術でフォルダー分けを明確に否定しているのも本書オリジナルな特徴の一つです。
下記では、フォルダー分けをしない本書独自のメール整理術の一例をご紹介します。
- キーワード検索しやすいよう1つのフォルダーに保存する
- 受信トレイは未処理のメールだけを残す
- メールの整理をしないでアーカイブを活用する
- アーカイブフォルダーを作るなどOutlookをカスタマイズする
ショートカットを駆使して脱マウス
本書ではOutlookでマウスを使わずショートカットを駆使することを推奨しています。Outlookは脱マウスをするのに必要なショートカットはわずか10個だからです。
下記では、Outlookのショートカットの一例をご紹介します。
- Ctrl+R=返信
- Ctrl+F=転送
- Ctrl+N=新しいアイテムの起動
- Ctrl+Enter=メールの送信
- Ctrl+E=メールの検索
この本のおすすめ対象者
本の中で触れられていますが、Outlookのスキルが身につけば企業の管理職から新人までほぼ全員の生産性が上がることを見込めます。
特に、管理職についてはExcelの業務分析が減る一方で、調整や判断業務の多い仕事が増える傾向にあります。現在管理職の方も、将来管理職になると見込まれる方もOutlookのスキルを身につけて決して損は無いでしょう。