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エクセルのマクロを使って連続印刷する方法

この記事では、エクセルのマクロを使って連続印刷する方法をご紹介します。

エクセルファイルの全シートを連続印刷する場合や、同じシートを複数回連続印刷する場合についてご説明しています。

連続印刷が必要な場面で、エクセルのマクロを活用して効率的に作業を進めましょう。

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開発タブを表示する

マクロで連続印刷する際、「開発」タブを使用します。

開発タブ

上記の画像のような「開発」タブが表示されていない場合は、設定をして表示させましょう。

詳細は、以下の記事を参考にしてください。

エクセルの開発タブを表示する方法

エクセルで連続印刷するコード

エクセルのファイルを連続印刷するコードを下記に記載するので、コピーして使用してください。

Sub 連続印刷()
    Dim ws As Worksheet
    
    ' 全シートを連続印刷
    For Each ws In ThisWorkbook.Sheets
        ws.PrintOut
    Next ws
End Sub

詳しい方法は、下記「エクセルのマクロを使って連続印刷する方法」セクションでご紹介しています。

このVBAコードを使用すると、エクセルファイルの全シートを連続印刷することができます。

また、上記のコードでは印刷設定に関するオプションは指定されていません。

必要に応じて、印刷範囲/印刷枚数/用紙サイズ/印刷方向などの印刷設定を追加できます。

エクセルのマクロを使って連続印刷する方法

エクセルのマクロを使って連続印刷する方法をご説明します。エクセルファイルの全シート(Sheet1~Sheet6の計6枚)を連続印刷する場合を例にご説明します。

Excelファイルをマクロが有効なファイルとして保存します。ファイルタブを選択します。

名前を付けて保存、参照の順に選択します。

「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されました。①ファイルの保存場所(例:デスクトップ)を選択し、②任意のファイル名(例:住所録_連続印刷)を入力します。③ファイルの種類で「Excel マクロ有効ブック」を選択し、④保存ボタンを押します。

VBAでコードを登録します。①開発タブ、Visual Basicの順に選択します。

「Microsoft Visual Basic for Applications」が表示されました。①挿入タブ、標準モジュールの順に選択します。

「標準モジュール」が表示されました。上記「エクセルで連続印刷するコード」のコードをコピーし貼り付けます。

ファイルタブ、上書き保存の順に選択します。

VBAの設定が終わったので、編集画面に戻ります。①開発タブ、マクロの順に選択します。

「マクロ」ダイアログボックスが表示されました。①作成したマクロ(例:連続印刷)、②マクロの保存先で作業中のファイル(例:住所録_連続印刷)の順に選択します。③実行ボタンを押すと印刷が開始されます。

実際に印刷して確認してみましょう。エクセルファイルの全シート計6枚が連続印刷されました。

エクセルのマクロを使って同じシートを連続印刷する方法

エクセルのマクロを使って同じシートを連続印刷する方法をご説明します。

Sheet1を3回連続印刷する場合を例にご説明します。

同じシートを連続印刷するコード

エクセルで同じシートを複数回連続印刷するコードを下記に記載するので、コピーして使用してください。

Sub Sheet1を3回連続印刷()
    Dim ws As Worksheet
    Dim i As Integer
    
    ' 印刷するシートを指定
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") ' 印刷するシート名を適宜変更
    
    ' 連続印刷
    For i = 1 To 3 ' 3回印刷する場合は、回数を適宜変更
        ws.PrintOut
    Next i
End Sub

上記のVBAコードを使用すると、Sheet1が3回連続印刷されます。

コードの説明

上の画像の赤枠に印刷するシートを適宜入力しましょう。

複数のシートを指定したい場合は「,」で区切って入力します。

シート名が正しくないとマクロが動かないため、シート名は正確に入力しましょう。

コードの説明

上の画像の赤枠は印刷する回数を入力します。

また、上記のコードでは印刷設定に関するオプションは指定されていません。

必要に応じて、印刷範囲/印刷枚数/用紙サイズ/印刷方向などの印刷設定を追加できます。

上記「エクセルのマクロを使って連続印刷する方法」セクションの「ファイルタブを選択する」~「標準モジュールを挿入する」までは同じ手順となるので、以降の手順を下記でご説明します。

コードを入力する

コードを入力する

「標準モジュール」が表示されました。上記「同じシートを連続印刷するコード」のコードをコピーし貼り付けます。

マクロを保存する

上書き保存する

ファイルタブ、上書き保存の順に選択します。

マクロを選択する

マクロを選択する

VBAの設定が終わったので、編集画面に戻ります。①開発タブ、マクロの順に選択します。

マクロを実行する

マクロを実行する

「マクロ」ダイアログボックスが表示されました。①作成したマクロ(例:Sheet1を3回連続印刷)、②マクロの保存先で作業中のファイル(例:住所録_連続印刷)の順に選択します。③実行ボタンを押すと印刷が開始されます。

印刷する

印刷する

実際に印刷して確認してみましょう。

Sheet1が連続で3回印刷されました。

エクセルのマクロで複数シートの印刷を行う方法

複数シートを印刷する

上の画像はマクロを使って複数シートを連続印刷したものです。

エクセルのマクロを使えば、手動で各シートを選択して印刷する手間を省くことができます。

以下の記事では、エクセルのマクロで複数シートを印刷する方法をご紹介しています。

具体的なコード例や、印刷前に印刷プレビューを表示する方法もご説明しています。

エクセルのマクロで複数シートの印刷を行う方法

エクセルからエクセルの差し込み印刷をマクロで行う方法

差し込み印刷

上の画像の赤枠に、別シートの情報をマクロで抽出して連続印刷したい場合があります。

以下の記事では、エクセルからエクセルの差し込み印刷をマクロで行う方法をご紹介しています。

差し込み印刷は、特定のデータを元にして複数の文書を一括で作成できるため大変効率的です。

具体的なコード例もご紹介していますので、マクロ初心者の方もすぐ実践できる内容です。

エクセルからエクセルの差し込み印刷をマクロで行う方法