エクセルでマクロを使わずに連続印刷する方法

上記画像のリストの赤枠の項目（例：郵便番号、氏名、住所）を別シートのフォームに反映させ、連続印刷したい場合を例にご説明します。

別シート（例：Sheet1）に、上の画像のようなフォームを準備します。赤枠の箇所が、関数で抽出した情報（例：「住所録」シートの郵便番号、氏名、住所）を反映させたい箇所です。

SHEET関数の数式が返す数値をVLOOKUP関数で検索するので、リストの一番左の列は数字の通し番号にします。①情報を抽出するシート（例：住所録）を選択します。②A列に列を挿入し、数字の通し番号（例：１，２，３）を入力します。

①抽出したデータを反映するフォームのシート（例：Sheet1）を選択します。②B1のセルを選択し、③「=SHEET()-1」を入力します。④Enterを押して確定します。SHEET関数を「‐1」にするのは、「住所録」のシートが1シート目になるため、それを省いてシート数を表示したいためです。

①郵便番号を反映させたいセルを選択し、②「=VLOOKUP(B1,住所録!A:F,2,FALSE)」を入力します。③Enterを押して確定します。

①住所を反映させたいセルを選択し、②「=VLOOKUP(B1,住所録!A:F,4,FALSE)」を入力します。③Enterを押して確定します。

①氏名を反映させたいセルを選択し、②「=VLOOKUP(B1,住所録!A:F,3,FALSE)」を入力します。③Enterを押して確定します。

SHEET関数を入力したセルを印刷しない設定をします。①表示タブ、②改ページプレビューの順に選択します。改ページプレビューが表示されるので、③SHEET関数の箇所を印刷範囲外にします。④標準を選択し、表示を戻します。

シートをコピーします。①「Sheet1」の上で右クリックし、②「移動またはコピー」を選択します。

「移動またはコピー」ダイアログボックスが表示されました。①「(末尾へ移動)」を選択し、②「コピーを作成する」にチェックマークを入れます。③OKボタンを押します。

シートをコピーする度に、SHEET関数が表示するシート番号が1ずつ増えていきます。全く同じ関数が入っていても情報リスト（例：住所録）から呼び出すデータを変化させることができます。必要に応じて、同じ手順でシートをコピーしましょう。

シートの複製が完了したら、①Ctrlを押しながら印刷したいシートをすべて選択します。②ファイルタブを選択します。

①印刷を選択し、②印刷ボタンを押します。

実際に印刷して確認してみましょう。マクロを使わずに連続印刷することができました。