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エクセルで日付が過ぎたら自動で列全体に色付けをする
この記事では、エクセルで日付が過ぎたら自動で列全体に色付けをする方法をご紹介します。
日付と他の項目が行方向に離れてしまっている場合、一目見ただけではそれぞれいつのデータなのかを見分けることが難しいです。
しかし日付を基にして列全体に色付けできると、入力されているデータがどの日付に対応しているのかを簡単に見分けることができるようになります。
エクセルで日付が過ぎたら自動で列全体に色付けをする方法
今日を過ぎたら自動で列全体に色付けする方法をご紹介します。
今日を過ぎたら自動で列全体に色付けする場合は、TODAY関数で抽出した日付を基準に、「昨日までの日付」が含まれる列全体を色付けするように条件付き書式を設定します。
今回はTODAY関数を使って、上記画像の表の中から「昨日までの日付」が含まれる列が自動で色付けされるように設定します。
まず、「2023/9/21」(今日の日付)を基準とし、表から「2023/9/20」以前の日付が含まれる列に色付けをします。
①色を変えたいデータ(例:B2セルからI7セル)を選択します。
①ホームタブ、②条件付き書式、③「新しいルール」の順に選択します。
「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されました。
①「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、②次の数式を満たす場合に値を書式設定に「=B$7<TODAY()」を入力します。
入力する数式については、「=」の後に日付が入力された左端のセル(B7)を入力し、行番号の前に「$」記号を挿入することで、条件に該当する列全体を色付けすることができます。
そして「<TODAY()」を入力することで、「昨日までの日付」を条件にできます。
日付を指定できました。次に、何色で色付けするのかを選びます。
③書式ボタンを押します。
「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されました。
①塗りつぶしタブを選択し、②背景色で任意の色(例:黄色)を選びます。
③OKボタンを押します。
「新しい書式ルール」ダイアログボックスに戻りました。
色も選び終えたので、データに色付けを適用します。
OKボタンを押します。
表の中から「2023/9/21」(今日の日付)を基準に、昨日までの日付が含まれる列が黄色く塗りつぶされました。
翌日ファイルを開き直すと、TODAY関数の日付が「2023/9/22」に更新されたため、自動的に「2023/9/21」を含むF列も黄色く塗りつぶされていました。
このようにTODAY関数を使って条件を指定した場合、日付が変わると指定した条件も更新されるため、自動的に列全体が色付けされます。
期限を過ぎた日付を含む列全体に色付けする方法
指定した期限を過ぎた日付を含む列に色付けする方法をご紹介します。
指定した期限を過ぎた日付を含む列に色付けする場合には、指定した日付よりも「後の日付」を含む列に色付けするように条件付き書式を設定します。
今回は締め切り期限を「2023/9/25」とし、上記画像のB3セルからH5セルの表の中から、遅れて提出された日付(2023/9/26以降)を含む列の色を変えます
まず、基準となる期限日を任意のセルに作成します。
B1セルに「2023/9/25」を入力し、Enterを押します。
期限日「2023/9/25」を作成できました。
次に、色付けを行います。
①色付けしたいデータ(例:B3セルからH5セル)を選択します。
①ホームタブ、②条件付き書式、③「新しいルール」の順に選択します。
「書式ルールの編集」ダイアログボックスが表示されました。
①「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、②次の数式を満たす場合に値を書式設定に「=B$5>$B$1」を入力します。
入力する数式については、「=」の後に日付が入力された左端のセル(B5)を入力し、行番号の前に「$」記号を挿入することで、条件に該当する列全体を色付けすることができます。
そして「>$B$1」を入力することで、先ほどB1セルに作成した期限を基準にすることができ、「2023/9/25より後の日付」を条件にできます。
日付を指定できました。次に、何色で色付けするのかを選びます。
③書式ボタンを押します。
「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されました。
①塗りつぶしタブを選択し、②背景色で任意の色(例:黄色)を選びます。
③OKボタンを押します。
「新しい書式ルール」ダイアログボックスに戻りました。
色も選び終えたので、データに色付けを適用します。
OKボタンを押します。
表の中から、締め切り期限「2023/9/25」を遅れて提出された日付(2023/9/26以降)が含まれる列が黄色く塗りつぶされました。
期限を過ぎた日付が含まれる列全体に色付けすることができました。