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エクセルでフィルター時に空白を含む方法

この記事では、エクセルでフィルター時に空白を含む方法をご紹介します。

表に空白セルが含まれていると、フィルターが正常に動作せず、絞り込みなどがうまく機能しない場合があります。

以下では、空白セルが含まれる表にフィルターをかける方法と合わせてショートカットキーを用いる方法もご紹介しています。

空白セルが間に入る表にフィルターをかけることができる?

エクセルでは、表の中に空白セルが含まれていてもフィルターをかけることができます。

ただし、表全体をうまく認識せずにフィルターの絞り込み機能などが正常に動作しない場合があります。

試しに、以下で空白セルを含む表で操作してみます。

空白セルを含む表

上記の画像では、表の6行目に空白の行が含まれています。

空白セルを含む表にフィルターをかける

フィルター機能を使い、大阪府だけに絞り込みます。

データタブ、②フィルターの順に選択します。

セルにフィルターがかかったら、③都道府県の三角ボタンを押して、④大阪府にだけチェックマークを入れます

OKボタンを押します

表全体にフィルターがかかっていない

フィルターの絞り込みが完了しました。

しかし、6行目以下にはフィルターが正常に動作せず絞り込みができていません。

このように空白セルを含む表にフィルターをかけると、空白セルにより表自体を区切ってしまうため、正しく表を認識しない場合があります。

以下で空白セルも含めてフィルターをかける方法をご紹介します。

エクセルでフィルター時に空白を含む方法

空白セルが含まれる表にフィルターをかける方法をご紹介します。

フィルターをかけたい表全体(例:A1セルからC8セル)を選択します。

表全体を選択した状態で①データタブ、②フィルターの順に選択します。

選択した範囲にフィルターがかかりました。この状態で絞り込みをしてみます。①都道府県のフィルターの三角ボタンを押して、②大阪府にチェックマークを入れます。③OKボタンを押します

空白セルを含めてフィルターをかけることができました。

ショートカットキーを使ってフィルター時に空白を含む方法

ショートカットキーを使って、フィルター時に空白を含む方法をご紹介します。

空白までの表を選択する

左上のセル(例:A1セル)を選択します。

Ctrl+Aを押して、空白行までの表を選択します。

表の全体を選択する

Shift+↓を2回押します

途中に空白行があるため、表全体を選択するショートカットキーであるCtrl+Aでは一括で選択できません。Shift+矢印キーを複数回押して、表全体を選択しましょう。

表全体を選択できたら、フィルターを設定するショートカットキーであるCtrl+Shift+Lを押します

絞り込みたいセルの見出しを選択する

セルにフィルターが設定されました。

次に、大阪府だけを絞り込んでいきます。

絞り込みたいセルの見出し(例:C1セル)を選択し、セルのメニューを開くショートカットキーであるAlt+↓を押します

フィルターメニューを開く

フィルターメニューが開けたら、↓を押して絞り込みたい項目まで移動します。

移動ができたら、Ctrl+Spaceを押してチェックマークを外します。

項目の絞り込みを終えたら、Enterを押します

フィルターが正常に機能している

ショートカットキーを使って、空白セルを含めてフィルターをかけることができました。