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ExcelのVLOOKUP関数でIF関数を使って空白の処理をする

この記事では、ExcelのVLOOKUP関数でIF関数を使って空白の処理をする方法をご紹介します。

VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせると、条件を指定したりVLOOKUP関数の結果を指定した値に変換したりすることができて非常に便利です。

以下では、指定した条件の結果によって空白を返したり、指定した文字列を返す方法をご紹介します。

ExcelのVLOOKUP関数でIF関数を使って空白の処理をする

抽出したいデータが指定した数値に対して以上未満または空白かを判定して結果によって指定した文字列を返す方法をご紹介します。

例では3教科の総合得点を元に、199点以下は「普通」クラス、200点以上は「特進」クラスを返します。空白になっている場合は「未受験」をH7セルに返すようにIF関数とVLOOKUP関数を組み合わせた数式を入力します。

H7セルに「=IF(E7="", "未受験", IF(VLOOKUP(G7, $A$7:$E$16, 5, FALSE) >= 200, "特進", "普通"))」を入力し、Enterを押します。IF関数は指定した論理式が「真」か「偽」かを判定します。書式は「=IF(論理式,値が真の場合,[値が偽の場合])」です。今回は、E7セルの値が空白なら「未受験」を返し、200点以上であれは「特進」、200点未満の場合は「普通」を返します。

E7セルは空白のため、指定した文字列の「未受験」がH7セルに返されました。

IF関数をVLOOK関数の数式に組み合わせることで、各生徒のクラス分けをすることができました。

日付が「1900/1/0」の場合に空白の処理をする

空白が「1900/1/0」で返された

上記の画像のように、抽出したいデータが「空白」の場合に「1900/1/0」が返されることがあります。

Excelでは「1900/1/1」を基準値として、日付を数値で管理するシリアル値という機能があります。

抽出するデータが「空白」かつ関数を入力したセルの表示形式が「日付」の場合、Excelが自動的に0をシリアル値と判定するため、0を日付形式で表した「1900/1/0」が結果として返されてしまうことがあります。

日付を空白で処理したい場合は、以下の記事「ExcelのVLOOKUP関数で空白なら空白にする方法」セクションでご紹介しています。

ExcelのVLOOKUP関数で空白なら空白にする方法