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Excel(エクセル)の検定とは?試験の正式名称や種類/難易度を紹介

就職や転職をするときに、Microsoft Excelを使えることは大きな強みです。履歴書でエクセルの資格を書き込むことができれば、非常に大きなアピールポイントになります。

本記事では、Excel(エクセル)の様々な種類の検定についてご紹介します。スキルアップに役立つエクセル検定の受験をご検討ください。

Microsoft Excelに直接関連する資格

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)検定

MOS検定

MOS検定はMicrosoftが主催する国際試験であり、Microsoft Office製品のスキルを証明できる検定試験です。詳しくは、MOS公式サイトをご覧ください。

MOS検定の正式名称は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist)」です。

主催

マイクロソフト社が主催しています。

日程/会場

日程は全国一斉試験もしくは随時試験の2種類から選ぶことができます。具体的な日程/会場は、以下の箇条書きのリンクをご覧ください。

  • 全国一斉試験:全国30前後の試験会場で全14回実施(2021年)
  • 随時試験:全国1700の試験会場で毎日実施(2021年)

試験内容について

試験科目「Excel(エクセル)」には、一般レベルと上級レベルの2種類があります。

一般レベルのOfficeバージョンごとの試験内容は次のとおりです。

科目名試験内容
Excel 365&2019Excel365&2019の基本的な機能
(セルやセル範囲への書式設定、数式、テーブル機能)
Excel 2016Excel2016の基本的な機能
(複数のシートを含むブックの作成・編集、データの抽出や並べ替え、
数式、関数の使用、グラフを利用したデータの視覚的表現、印刷設定など)
Excel 2013Excel2013の基本的な機能
(数式、基本的な関数、セルの書式設定、グラフ作成など)

上級(エキスパート)レベルでは、Office 2016および2013バージョンで実施され、試験の内容は次のとおりです。

科目名試験内容
Excel 2016
エキスパート
Excel 2016の高度な機能
(ユーザー設定の入力規則、高度な関数、
複合グラフ、ピボットテーブル/グラフなど)
Excel 2013
エキスパートPart1※
Excel 2013の高度な機能
(ピボットテーブル、ユーザー設定の条件付き書式履歴、トレース機能など)
Excel 2013
エキスパートPart2※
Excel 2013の高度な機能
(外部データの取り込み、ユーザー定義の表示形式、
関数のネスト、シナリオの作成など)

※2013はPart1、Part2の2科目に合格すると認定証が発行されます。

合格率/難易度について

合格率は公式には発表されていません。

難易度については、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2種類に分かれます。詳しくはMOS公式サイトの試験レベルについてをご覧ください。

  • 一般レベル:数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方
  • 上級レベル:ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方

問題集について

MOS試験の問題集は市販されています。以下のリンクをご参考ください。

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履歴書の書き方

履歴書の書き方は、以下の項目の例をご参照ください。

  • MOS 365&2019のExcel 一般レベルに合格の場合:「○年○月○日 MOS(Excel 365&2019)合格」
  • MOS 2016のExcel 上級(エキスパート)レベルに合格の場合:「○年○月○日 MOS(Excel 2016 エキスパート)合格」

主催/認定(交付)機関名の記入が必要な場合は「マイクロソフト」と記載します。

履歴書の記載方法についてさらに詳しく知りたい方は、MOS公式サイトの履歴書への記載方法を教えてください。をご参照ください。

MOS検定についてさらに詳しく知りたい方は

MOS検定についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは?

Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験

Excel表計算処理技能認定試験

Microsoft Excel®を用いた表計算処理技能と、ビジネス実務への展開能力を認定することを目的とした試験です。

詳しくは、Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験 公式サイトをご覧ください。

主催

サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催しています。

この委員会は株式会社サーティファイ(本社:東京都中央区)が設置したもので、IT関連分野で活躍する委員で構成されています。

日程/会場

Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験では、個人の方は随時試験を受験することになります。

試験会場ごとに試験を実施する日程が異なるので、詳しくは随時試験の流れの「受験会場検索」をご覧ください。

試験内容について

試験は難易度に応じて3級、2級、1級に分かれています。認定基準は以下のとおりです。

  • 3級:Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における簡単なワークシートの作成とデータの入力を行うことができる。同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表に関する基礎的な技能を有している
  • 2級:Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における通常の表計算処理を行うことができる。同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表に関する実践的な技能を有している
  • 1級:Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における高度な表計算処理を行うことができる。同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表、ビジネス帳票、データベースに関する高度な実践的技能を駆使して業務処理を効率化することができる

2級、1級については、実技試験だけでなく知識試験もあります。

出題範囲の詳細については、検定試験について 出題範囲をご覧ください。

合格基準/合格率について

1級・2級は知識試験と実技試験の合計得点において得点率70%以上、3級は、実技試験の得点において得点率70%以上です。

2019年度の合格率は82.9%です(累計受験者数:742,581名)。

問題集について

Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験の問題集は、サーティファイ公式サイトの問題集・テキストより直接ご購入ください。

履歴書の書き方

履歴書の書き方は、以下をご参考ください。

  • ○年○月○日 Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験 合格
  • 所轄・主催: サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会

Microsoft Excelを使う能力に関連する資格

情報処理技能検定試験 表計算

情報処理技能検定試験 表計算

「情報処理技能検定試験 表計算」の検定試験は、パソコンの表計算ソフトの有効な利用を通じて情報処理能力を身につけるとともに、情報化社会の中でコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的として実施する民間の検定試験です。

試験の詳細については、情報処理技能検定試験 表計算 公式サイトをご覧ください。

主催

この試験の主催は、日本情報処理検定協会です。文部科学省が後援しています。

日程/会場

試験は近年、年4回実施されています。詳しくは、日本情報処理検定協会公式サイト 試験日をご覧ください。

令和2年度の例は、以下のとおりです。

  • 令和02年07月12日(日)
  • 令和02年10月11日(日)
  • 令和02年12月13日(日)
  • 令和03年02月28日(日)

試験会場は日本情報処理検定協会が指定する各大学、各学校および教室になります。10名以上の団体試験が原則とされています。

個人受験を希望されている方は、個人受験をお考えの方へをご覧ください。

過去問題・試験基準・採点基準について

過去問題・試験基準・採点基準などの試験内容については、過去問題 試験基準をご覧ください。

なお、合格率については公表されていません。

問題集について

「情報処理技能検定試験 表計算」の問題集は、日本情報処理検定協会公式サイトの問題集販売のご案内で直接販売されています。

履歴書の書き方

履歴書の書き方は、以下をご参考ください。

  • ○年○月○日 情報処理技能検定試験 表計算 ○級合格
  • 所轄・主催:日本情報処理検定協会

文書処理能力検定(表計算)

文書処理能力検定(表計算)

文書処理能力検定(表計算)では、表計算を迅速かつ正確に処理する能力をテストします。

ビジネスには表計算処理などのOAスキルが必要なため、資格を取得すると作業効率が向上します。

主催

全国経理教育協会(ZENKEi)が主催しています。

日程

試験は年3回実施されています。詳しくは、全国経理教育協会公式サイト 試験日時をご覧ください。

令和2年度の例は、以下のとおりです。

  • 令和02年07月04日(日)
  • 令和02年11月07日(日)
  • 令和03年02月06日(日)

試験内容について

全国経理教育協会公式サイトには、実施要項、合格条件、実績(合格率など)が掲載されていますので、こちらをご覧ください。

過去問/市販テキストについて

過去問および市販テキストについては、以下のリンクより入手してください。

履歴書の書き方

履歴書の書き方は、以下をご参考ください。

  • ○年○月○日 文書処理能力検定(表計算)○級合格
  • 所轄・主催:全国経理教育協会

日商PC検定(データ活用)

日商PC検定(データ活用)

日商PC検定試験とは、商工会議所が主催しているIT利活用技能の検定試験です。経済産業省が後援しています。

Microsoft Excelを使う能力を伸ばしたいと思う方は、日商PC検定(データ活用)を受験することをおすすめします。詳しくは、日商PC検定(データ活用)公式サイトをご覧ください。

主催

日本商工会議所が主催しています。

日程/会場

日本商工会議所では学習者の受験意欲を高めるため、「毎月第3金曜日」を「商工会議所ネット試験統一試験日」に指定しています。

詳細は商工会議所ネット試験統一試験日についてをご覧ください。統一試験日実施会場もこちらでご確認いただけます。

試験内容/合格率などについて

各級の難易度に応じた試験内容については、以下のとおりです。

  • Basic:Microsoft Excelの基本的な操作スキルを有し、企業実務に対応することができる
  • 3級:Microsoft Excelを用い、指示に従い正確かつ迅速に業務データベースを作成し、集計、分類、並べ替え、計算、グラフ作成等を行う
  • 2級:Microsoft Excelを用い、当該業務に関する最適なデータベースを作成するとともに、適切な方法で分析し、表やグラフを駆使して業務報告・レポート等を作成する
  • 1級:自ら課題やテーマを設定し、業務データベースを各種の手法を駆使して分析するとともに、適切で説得力のある業務報告・レポート資料等を作成し、問題解決策や今後の戦略・方針等を立案する

受験者数/合格者数/合格率は、日商PC検定試験 受験者・合格者数についてからご覧いただけます。

問題集について

日商PC検定(データ活用)の問題集は、以下のリンクからお求めいただけます。

日商PC検定試験 データ活用 2級 公式テキスト&問題集 Microsoft Excel 2019/2016 対応 (よくわかるマスター)

日商PC検定試験 データ活用 2級 公式テキスト&問題集 Microsoft Excel 2019/2016 対応 (よくわかるマスター)

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履歴書の書き方

履歴書の書き方は、以下をご参考ください。

  • ○年○月○日 日商PC検定(データ活用)○級合格
  • 所轄・主催:日本商工会議所