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Windows 10のクリーンアップ方法
本記事では、Windows 10でクリーンアップを行う方法について解説します。不要なファイルを削除して、HDDまたはSSDの空き容量を増やすことができます。手順を参考にクリーンアップをしてみましょう。
パソコンを軽くするクリーンアップとは?
クリーンアップは、蓄積された不要なデータを削除し、ハードディスクの空き領域を増やすことができます。
クリーンアップにより削除されたファイルは復元できないため、ファイルの選択にはご注意ください。
Windows 10のクリーンアップ方法
ここでは、Windows 10のクリーンアップ方法について解説します。今回はCドライブを対象としたディスククリーンアップを行います。
ディスククリーンアップとシステムクリーンアップの違いは?
ディスククリーンアップは、ユーザーアカウントに関連付けられたファイルを対象に行い、システムファイルのクリーンアップはコンピューター上のすべてのファイルを対象にクリーンアップを行います。
ディスクのクリーンアップ
ここでは、ディスクのクリーンアップを行う方法について解説します。
![ディスククリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up1.png)
Windows 10を開きます。①【エクスプローラー】、②【PC】、③【「ディスククリーンアップを実行したいドライブ(例:Windows C:)」で「右クリック」】し、④【プロパティ】を選択します。
![ドライブのプロパティ](/_wu/windows10-clean-up2.png)
「Windows (C:)のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。【ディスクのクリーンアップ】ボタンを押します。
![ディスククリーンアップのダイアログボックス](/_wu/windows10-clean-up3-1.png)
「ディスククリーンアップ - Windows(C:)」ダイアログボックスが表示されます。①【削除したいファイルのチェックボックス】を選択し、②【OK】ボタンを押します。
![ディスククリーンアップの実行](/_wu/windows10-clean-up4.png)
「ディスククリーンアップ」ダイアログボックスが表示されます。【ファイルの削除】ボタンを押すと、ディスククリーンアップが開始します。
![ディスククリーンアップの完了](/_wu/windows10-clean-up5.png)
【OK】ボタンを押します。ディスククリーンアップが完了しました。
システムのクリーンアップ
ここでは、システムのクリーンアップを行う方法について解説します。
![システムクリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up1.png)
Windows 10を開きます。①【エクスプローラー】、②【PC】、③【「システムのクリーンアップを実行したいドライブ(例:Windows C:)」で「右クリック」】し、④【プロパティ】を選択します。
![ドライブのプロパティ](/_wu/windows10-clean-up2.png)
「Windows (C:)のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
【ディスクのクリーンアップ】ボタンを押します。
![システムファイルのクリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up6.png)
「ディスククリーンアップ – Windows(C:)」ダイアログボックスが表示されます。
【システムファイルのクリーンアップ】ボタンを押します。
![システムのクリーンアップ、削除するファイルの選択](/_wu/windows10-clean-up7.png)
システムファイルのクリーンアップを実行した場合でも、ダイアログボックス名はディスククリーンアップと表示されます。
①【削除したいファイルのチェックボックス】を選択し、②【OK】ボタンを押します。
![ディスククリーンアップ(システムのクリーンアップ)ダイアログボックス](/_wu/windows10-clean-up8.png)
「ディスククリーンアップ」ダイアログボックスが表示されます。
【ファイルの削除】ボタンを押すと、システムのクリーンアップが開始します。
![システムのクリーンアップの完了](/_wu/windows10-clean-up9.png)
【OK】ボタンを押します。システムのクリーンアップが完了しました。
WinSxSフォルダのクリーンアップ
WinSxSフォルダは、Windows Updateのシステムに関するファイルを保存するフォルダです。このフォルダのサイズが大きくなると、Cドライブの容量が圧迫されます。
クリーンアップを行うことで、WinSxSフォルダの不要なファイルの削除を行うことができます。
![WinSxSフォルダのクリーンアップクリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up1.png)
Windows 10を開きます。①【エクスプローラー】、②【PC】、③【システムドライブ(例:Windows C:)」で「右クリック」】し、④【プロパティ】を選択します。
![ドライブのプロパティ](/_wu/windows10-clean-up2.png)
「Windows (C:)のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
【ディスクのクリーンアップ】ボタンを押します。
![WinSxSフォルダのクリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up6.png)
「ディスククリーンアップ – Windows(C:)」ダイアログボックスが表示されます。
【システムファイルのクリーンアップ】ボタンを押します。
![WinSxSフォルダ、Windows Updateのクリーンアップ](/_wu/windows10-clean-up10.png)
①【「Windows Updateのクリーンアップ」の「チェック」】を入れ、②【OK】ボタンを押すと、WinSxSフォルダのクリーンアップが開始します。
![WinSxSフォルダのクリーンアップの完了](/_wu/windows10-clean-up11.png)
【OK】ボタンを押します。WinSxSフォルダのクリーンアップが完了しました。
メモリのクリーンアップ
Resource Kit Toolsのインストールとセットアップ
ここでは、メモリのクリーンアップをMicrosoft製、Resource Kit Toolsを使用して行う方法について解説します。
![Resource Kit Toolsのダウンロード](/_wu/windows10-clean-up12.png)
Resource Kit Toolsダウンロードページを開きます。【Download】ボタンを押します。
![Resource Kit Toolsのインストール](/_wu/windows10-clean-up13.png)
【赤枠内】を押し、「Resource Kit Tools」のインストールを開始します。
![Resource Kit Toolsのセットアップ開始](/_wu/windows10-clean-up14.png)
「Windows Resource Kit Tools Setup Wizard」ダイアログボックスが表示されます。
【Next】ボタンを押します。
![ライセンスの同意](/_wu/windows10-clean-up15.png)
【「I Agree」の「オプションボタン」】を選択し、②【Next】ボタンを押します。
![任意の名前を入力](/_wu/windows10-clean-up16.png)
①『任意の名前(例:いちご)』を入力し、②【Next】ボタンを押します。
![インストール実行](/_wu/windows10-clean-up17.png)
【Install Now】ボタンを押します。
![ユーザーアカウント制御のダイアログボックス](/_wu/windows10-clean-up18-1.png)
「ユーザーアカウント制御」ダイアログボックスが表示されます。【はい】ボタンを押します。
![インストールの完了](/_wu/windows10-clean-up19.png)
【Finish】ボタンを押します。
![empty.exeの移動作業](/_wu/windows10-clean-up20.png)
①【エクスプローラー】、②【PC】の順に選択し、③【Windows(C:)】を開きます。
![Program Files(x86)を開く](/_wu/windows10-clean-up21.png)
【Program Files(x86)】フォルダを開きます。
![Windows Resource Kitsを開く](/_wu/windows10-clean-up22.png)
【Windows Resource Kits】フォルダを開きます。
![Toolsフォルダを開く](/_wu/windows10-clean-up23.png)
【Tools】フォルダを開きます。
![emptyファイルのコピー](/_wu/windows10-clean-up24.png)
①【「スクロールバー」を「ドラッグ」】し、②【「empty」ファイルの上で【右クリック】し、③【コピー】を選択します。
![emptyファイルのコピー先へ移動](/_wu/windows10-clean-up25.png)
①【PC】を選択し、②【Windows(C:)】ドライブを開きます。
![windowsフォルダを開く](/_wu/windows10-clean-up26.png)
【Windows】フォルダを開きます。
![System32フォルダを開く](/_wu/windows10-clean-up30.png)
①【「スクロールバー」を「ドラッグ」】し、②【System32】フォルダを開きます。
![emptyファイルを張り付け](/_wu/windows10-clean-up27.png)
Ctrl+Vを押します。
![「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました」ダイアログボックス](/_wu/windows10-clean-up28.png)
「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました」ダイアログボックスが表示されます。【続行】ボタンを押します。
![empty.exeの確認](/_wu/windows10-clean-up29-1.png)
①「empty」ファイルが「System32」フォルダ内にコピーされたことを確認し、②【閉じる】ボタンを押します。
emptyを起動するためのbatファイルを作成します。次のセクションへお進みください。
batファイルの作成と起動
ここでは、emptyファイルを起動するためのbatファイルの作成と、起動する方法について解説します。
![empty起動用batファイルの作成](/_wu/windows10-clean-up31.png)
Windows 10を開きます。①【「デスクトップ」で「右クリック」】し、②【新規作成】、③【テキストドキュメント】の順に選択します。
![名前の入力](/_wu/windows10-clean-up32.png)
『「作成されたテキストドキュメント」へ「任意の名前(例:メモリのクリーンアップ)』を入力し、【ダブルクリック】します。
![スクリプト入力](/_wu/windows10-clean-up33.png)
「メモ帳」が起動します。
1行目に『@echo off』と入力し、2行目に『empty.exe *』と入力します。
![名前を付けて保存](/_wu/windows10-clean-up34-1.png)
①【ファイル】タブ選択し、②【名前を付けて保存】を選択します。
![名前を付けて保存ダイアログボックス](/_wu/windows10-clean-up35.png)
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
①『"任意の名前.bat"(例:"メモリのクリーンアップ.bat")』を入力し、②【保存】ボタンを押します。
![作成したbatファイルを閉じる](/_wu/windows10-clean-up36.png)
【閉じる】ボタンを押します。
![empty起動用batファイルの実行](/_wu/windows10-clean-up37.png)
【「作成したbatファイル(例:メモリのクリーンアップ)】をダブルクリックします。「コマンドプロンプト」が起動し、自動的に閉じます。メモリのクリーンアップが完了しました。
クリーンアップソフトのご紹介
クリーンアップソフトのご紹介をいたします。
ディスククリーンアップが終わらない場合
ディスククリーンアップが終わらない場合は以下の方法をお試しください。
- Windows Updateのクリーンアップのチェックをオフ
- トラブルシューティングツールの実行
- Windowsの一時ファイルを削除
- システムファイルチェッカーの実行
- DISMコマンドでシステムファイルのクリーンアップ
- ストレージセンサーの使用