Excelは標準の数値計算だけでなく、時間や日付の計算も可能です。
この記事では時間の引き算の基本的な方法と、時間のマイナス表示がエラーになったときの対処方法を詳しくご説明します。
日付を引き算する
日付の引き算を求めるには「DATEDIF関数」を利用します。DATEDIF関数は「関数の挿入」ボタンからは入力できないため、入力補助にも出てきません。『=DATEDIF』と直接入力して利用することができます。
DATEDIF関数の書式は「=DATEDIF(開始日,終了日,”単位”)」となっております。最後の”単位”を変更することで様々な日付の差を求めることが可能です。
年数の差を求める

開始日が「2019/1/1」、終了日が「2021/10/31」の差分を求めていきます。

書式は「=DATEDIF(開始日,終了日,”単位”)」ですので、開始日と終了日を参照して、年数の差なので単位は『”y”』となります。yearの頭文字yと覚えておきましょう。
同じセルを参照したいので、B3とC3の3を$で固定してあります。

結果は「2」となりました。2年と数ヶ月経過しているので「2」です。
月数の差を求める

同じ要領で今度は月数の差を求めるので、単位は『”m”』となります。monthの頭文字mと覚えておきましょう。

結果は「33」となりました。33ヶ月と数日経過しているので「33」です。
週数の差を求める

今度は週数の差を求めるのですが、週の単位は用意されておりません。そこで『”d”』で日数の差を求め、そこから7で割ります。dayの頭文字dと覚えておきましょう。

結果を見ると、表示形式が「日付」になってしまいます。

そこで「標準」へ戻しますと正しい数値が出ます。7で割っているので整数ではありません。
日数の差を求める
DATEDIF関数を利用する

今度は日数の差を求めるので、単位は『”d”』となります。

結果は「1034」となりました。差分は1034日となります。
DAYS関数を利用する

日数の差は「DAYS関数」でも求めることができます。こちらのほうが簡単です。DAYS関数の書式は「=DAYS(終了日,開始日)」となっており、単位を指定する必要はありません。

結果はDATEDIF関数と同様の「1034」となりました。
DAYS関数の詳しい内容は以下の記事をご確認ください。
コメント
この記事へのコメントをお寄せ下さい。