エクセルからエクセルの差し込み印刷のやり方
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差し込み印刷というと、エクセルで作成したリストをワードに転送して印刷するなど、別のソフトを使って行うイメージがあるかもしれません。
今回は、エクセルからエクセルに差し込み印刷を行う方法についてご説明します。
連番の差し込み印刷や、VLOOKUP関数を利用した印刷方法についてもご紹介していますので参考にしてみてください。
差し込み印刷(エクセルからエクセル)
エクセルからエクセルに差し込み印刷を行う各方法についてご紹介します。
エクセルで連番の差し込み印刷をする
エクセルからエクセルへ連番の差し込み印刷を行うには、「VBA」でコードを入力する必要があります。
エクセルで連番の差し込み印刷をする方法については、以下のとおりです。

今回使用しているシートをご紹介します。
画像上がSheet1、下がSheet2です。Sheet2のNo.に連番がくるようにコードを使って位置を調整します。

「VBA」を使用するには、画面上部のリボンに開発タブを表示させる必要があります。
【ファイル】タブを選択します。

【オプション】を選択します。

「Excel のオプション」ダイアログボックスが表示されます。
①【リボンのユーザー設定】を選択し、②「開発」のチェックボックスに【チェックマーク】を入れ、③【OK】ボタンを押します。

これで開発タブが表示されるようになりました。
①【開発】タブ、②【Visual Basic】の順に選択します。

①【挿入】タブ、②【標準モジュール】の順に選択します。

①以下のコードを入力します。
Sub Serialnumber_Print()
Dim s As Variant
Dim Serialnumber As Long
With Sheet1
'差し込みたい列の選択
For Each s In .Range(.Cells(2, 1), .Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp))
Serialnumber = Serialnumber + 1
With Sheet2
.Range("B2") = Serialnumber
.Range("H2") = s.Value
'印刷プレビュー
.PrintPreview
End With
Next s
End With
End Sub
②【マクロの実行】を選択します。
.Range("B2")の部分で、連番の挿入位置を調整できます。

印刷のプレビューが自動的に表示されます。
【印刷プレビューを閉じる】を選択します。

連番と氏名が正しく差し込まれていることを確認できます。
名簿には12人の個人情報が登録されているため、12個の印刷プレビューが表示されます。
印刷を行う際は画面左上の【印刷】を選択することで、名簿に登録した人数と同じ数の印刷を行うことができますのでご確認ください。
VLOOKUP関数を利用して差し込み印刷
VLOOKUP関数を利用して差し込み印刷をする方法をご紹介します。
今回は関数のみを使用するため、VBAは使用しません。

使用するシートをご紹介します。名簿はIDと氏名のみのシンプルなものにしました。

①【Sheet2】を選択し、②「セル(例:H2)」に『=VLOOKUP(B2,Sheet1!A2:B13,2)』と入力します。
=VLOOKUP(B2,Sheet1!A2:B13,2)の、B2はSheet1のIDを入力するセル、以下はSheet1の表の範囲(A2~B13)と指定したい列(2)です。

「セル(例:B2)」に『任意のID(例:1)』を入力してEnterを押します。
番号を入力すると、Sheet1の表を参照して自動的に氏名が入力されます。

印刷をするため【ファイル】タブを選択します。

①【印刷】を選択し、②プレビューを見て問題なければ【印刷】ボタンを押します。
なお、表の2番目以降はSheet2のB2セルの数字を「2」に変えたらH2に「ワード一郎」が自動的に入力されるといったように、内容を変更することが可能です。
これでVLOOKUP関数を利用した差し込み印刷を行えましたので、ご確認ください。
封筒に差し込み印刷する
エクセルを使って封筒に差し込み印刷をする方法は、以下のとおりです。

VLOOKUP関数を使用して封筒の作成を行います。
使用している名簿は上記画像をご参照ください。
封筒の差し込み印刷を行うには封筒の枠が必要になります。封筒の枠を作成する方法については、以下のとおりです。

作成した名簿の隣にある【新しいシート】を選択します。

①【ページレイアウト】タブ、②【サイズ】、③【任意の封筒サイズ(例:長形3号)】の順に選択します。

D,Eの間に点線が入り、封筒の印刷範囲が分かりやすくなりました。
「セル(例:D2)」に『=VLOOKUP(A1,Sheet1!A2:D13,2)』と入力します。

「セル(例:A1)」に『任意のID(例:1)』を入力し、Enterを押します。
これで郵便番号を入力することができました。

郵便番号のフォントサイズを変更します。
①【郵便番号が入力されたセル(例:D2)】、②【ホーム】タブ、③「フォントサイズ」横の【プルダウンメニュー】、④【任意のフォントサイズ(例:14)】の順に選択します。

住所を入力するため「セル(例:D4)」に『=VLOOKUP(A1,Sheet1!A2:D13,3)』と入力します。
郵便番号のときの関数と異なる箇所は、最後の「3」のみです。
これは、住所の情報がSheet1の名簿では左から3番目にあるためです。

名前を入力するため「セル(例:B4)」に『=VLOOKUP(A1,Sheet1!A2:D13,4)』と入力します。

①Ctrlを押しながら【セル(例:B4,D4)】を選択して右クリックし、②【セルの書式設定】を選択します。

「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。
①【配置】タブ、②【縦書き】の順に選択し、③【OK】ボタンを押します。

①Ctrlを押しながら【セル(例:B4,D4)】を選択します。
②「フォントサイズ」横の【プルダウンメニュー】、③【任意のフォントサイズ(例:16)】、④【右揃え】の順に選択します。

敬称を入力する際は、「名前下のセル(例:B5)」に『任意の敬称(例:様)』と入力し、同じ手順で縦書き/フォントサイズの設定を行ってください。

印刷をするには、引数が印刷されないように印刷範囲を指定する必要があります。
①【印刷したい範囲(例:A2~D12)】を選択し、②【ページレイアウト】タブ、③【印刷範囲】、④【印刷範囲の設定】の順に選択します。

【ファイル】タブを選択します。

①【印刷】を選択し、②プレビューを見て問題なければ【印刷】ボタンを押します。
これで封筒の差し込み印刷を行えましたので、ご確認ください。
差し込み印刷した日付が違う場合
差し込み印刷した日付が違う場合は、以下の項目を確認してみてください。
- =TODAY()などの関数がセルに入っていないか
- 文字に空白が含まれていないか
差し込み印刷(エクセルからワード)
エクセルで作成した名簿をワードと連携して、はがきや封筒の印刷ができたら便利ですよね。
以下の記事では、エクセルからワードに差し込み印刷を行う方法について詳しくご説明しています。
差し込み印刷を行う基本的な手順から、はがき/封筒の差し込み印刷を行う方法についてもご紹介していますので、参考にしてみてください。
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