エクセルの行や列をグループ化する方法
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エクセルの「グループ化」には2つの意味があります。
1つ目は、複数の図形を1つのグループにまとめるグループ化。2つ目は、表のデータのまとまりをグルーピングするグループ化です。
ここでは後者の、行や列をグループ化することで便利に活用する方法をご紹介します。
行や列をグループ化するやり方
表の指定した行や列をグループ化する方法をご説明します。
作業時間:1分
グループ化したい列(または行)を選択
グループ化する【B列~Q列を選択】します。
グループ化を選択
①【データ】タブを選択し、アウトライングループにある②【グループ化】を押し、③【グループ化】を選択します。
グループ化のレイアウト
列番号の上にアウトラインの表示領域が現れました。赤枠の【マイナスを押す】とグループ化を閉じます。
グループ化された領域が閉じられる
B列~Q列が閉じられました。これがグループ化の機能となっております。
グループ化に関する2つのショートカット
グループ化を作成するショートカットキーはShift+Alt+→です。
アウトライン記号の表示/非表示を切り替えるには、Ctrl+8となります。
その他のショートカットキーは下記の表からリンクできます。
Windows | Mac |
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Excelショートカット一覧ページへ | Excelショートカット一覧ページへ |
グループ化の使い方
その他、様々なグループ化の使い方をご紹介します。
階層を設けてグループ化する

現在、B列~Q列をグループ化している状態です。この状態で、下層のグループを作って階層構造にします。
①【B列~E列を選択】し、②【データ】タブを選択し、アウトライングループにある③【グループ化】を押し、④【グループ化】を選択します。

グループ化が2階層になりました。これで、階層ごとに表示/非表示が切り替えられます。
複数グループ化したのはつながる

2階層目のB列~E列をグループ化しておりますが、隣接するF列~I列をグループ化してみます。手順は同様です。
①【F列~I列を選択】し、②【データ】タブを選択し、アウトライングループにある③【グループ化】を押し、④【グループ化】を選択します。

するとグループ化は分割されず、B列~I列まで繋がってしまいます。このような手順を踏むと、どうしても分割できないので以下の方法で回避します。

一旦アウトラインは解除して、①【データ】タブを選択し、アウトライングループにある②【グループ化】を押し、③【アウトラインの自動作成】を選択します。

アウトラインが自動で作成されました。上のグループ化と下のグループ化の分割も機械が行っております。先ほど統合してしまったグループ化も、隣接した状態で可能となっております。
ただ注意すべき点は、「アウトラインの自動作成」の機能は、計算式が入っている場所を考慮しております。背景が染まっている小計と合計の列に、SUM関数や四則演算が入っているため自動でアウトラインが組まれました。
グループ毎に小計(集計)する

グループ化と小計を自動で行うツールもあります。まず表を準備します。ここで「食費」と「医療費」のそれぞれの小計と、全てを足した合計を出します。

①【計算する表を選択】して、②【データ】タブを選択し、③【小計】を押します。

「集計の設定」ダイアログボックスが表示されますので、グループの基準を「項目」に設定して、集計の方法は「合計」で、集計するフィールドは「価格」にして、チェックボックスの箇所を確認し、【OK】ボタンを押します。

「食費」と「医療費」の小計と、合計が自動で計算されました。グループ化も自動で付与されます。
グループ化を解除
まず解除せずに裏側で残しておくならば、Ctrl+8で非表示にできます。

①【データ】タブを選択し、②【グループ解除】を押し、③【アウトラインのクリア】を選択します。

行番号の左側にあったアウトラインが消えました。
グループ化ができない場合は?

グループ化の表示ができない場合の操作方法です。まずは【ファイル】タブを押します。

左下の【オプション】を選択します。

「Excelのオプション」ダイアログボックスが開きますので、①【詳細設定】を選択し、②【下へスクロール】し、③【アウトラインが適用されている場合はアウトライン記号を表示するにチェック】をしましょう。
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