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ExcelのROW関数の使い方|セルの行番号を求める
エクセルのROW関数を利用すれば、行番号を求めることができます。利用方法はシンプルなのでぜひ覚えてみましょう。
ROW関数とは?
ROW関数とは、指定したセル参照の行番号を返します。例えばA1セルは1行目にありますので、ROW関数の値は「1」となります。
ROW関数の書式
まずは、ROW関数の書式を確認していきましょう。
![ROW関数の書式](/_wu/row1.png)
ROW関数の引数は1つのみです。行番号を知りたいセルを参照します。
ROW関数の使い方
セルを指定する
![セルを参照](/_wu/row1-1.png)
行番号を求めたいセルを直接指定する方法です。B2セルを参照します。
![行番号の抽出](/_wu/row2.png)
B2セルの行番号は「2」なので、2と算出されました。
現在のセルから計算
![現在のセルから計算](/_wu/row3.png)
『=ROW()』で現在のセルの行番号を求められます。例えば途中の行からNoがカウントされる場合は、現在のセルの行番号からマイナスをすると求められます。
『=ROW()-2』で計算します。
![フィルハンドルをドラッグ](/_wu/row4.png)
開始の行番号が求められました。フィルハンドルを使って他のセルへ反映します。
![他のセルへ反映](/_wu/row5.png)
完成です。
複数範囲の指定
![複数のセル範囲を指定](/_wu/row6.png)
ROW関数の参照は、複数範囲でも可能となっております。B2~B6で指定します。
![一気に抽出します](/_wu/row7.png)
一気に行番号が求められました。
ROW関数の応用
ROW関数は行番号だけを求められるシンプルな関数ですが、他の関数と組み合わせてより便利に利用できます。
MOD関数と組み合わせて縞模様の書式を設定
条件付き書式の数式に、MOD関数と組み合わせて数式を組み立てれば、1行ごと交互に背景色を塗ることができます。
数式で色を塗ってしまえば、行を削除したり追加したりしても、自動的に1行ごとを維持できるのでとても便利です。以下の記事にて詳しく説明いたします。