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ExcelのTEXT関数の使い方|数値を表示形式コードで文字列に変換
値に対して表示形式を指定して、あらゆる形式に変更できるTEXT関数の利用頻度は高いです。
ここでは数多ある表示形式コードの中でも、よく利用されるコードと結果を表形式にまとめました。
TEXT関数とは?
TEXT関数とは、書式設定する値に対して表示形式コードを適用することです。
例えば、書式設定する値をTODAY関数で今日の日付を拾ってきて、表示形式コードで年/月/日の順番を入れ替えて表示することができます。
表示形式コードはたくさん用意されており、組み合わせを変えることによって多くの文字列を返すことができます。
TEXT関数の書式
数式としては何の値を(値)、どの表示形式に変換するか(表示形式)指定していきます。
=TEXT(値, 表示形式)
TEXT関数では引数を2つ使用します。下記で1つずつ説明していきます。
第1引数(値)
1番目の引数は「値」です。この引数は必須です。表示形式コードで変換したい数値を指定しましょう。
第2引数(表示形式)
2番目の引数は「表示形式」です。この引数は必須です。表示形式コードを指定しましょう。表示形式コードとはどのようなものか以下をご覧ください。
【ホーム】タブを押していただき、②【表示形式】を押します。
「セルの書式設定」ダイアログボックスが開かれますので、【ユーザー定義】を選択すると、右側の赤枠の暗号みたいなものが表示形式コードです。
TEXT関数の使い方例
では、実際によく利用されている表示形式コードの説明と結果を表形式で説明します。
日付
第1引数の値を「2019/1/5」とします。第2引数に以下の表示形式を入れたときの結果です。
表示形式 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
yy | 西暦を下2桁で表示 | 19 |
yyyy | 西暦を下4桁で表示 | 2019 |
m | 月を数値で表示 | 1 |
mmm | 月の英語を短縮形で表示 | Jan |
mmmm | 月を英語で表示 | January |
d | 日付を数値で表示 | 5 |
dd | 日付を2桁の数値で表示 | 05 |
和暦
表示形式 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
e | 和暦の年を表示(平成31年) | 31 |
ee | 和暦の年を2桁で表示(令和1年=01) | 31 |
g | 和暦の元号をアルファベット短縮形で表示 | H |
gg | 和暦の元号を漢字短縮形で表示 | 平 |
ggg | 和暦の元号を表示 | 平成 |
曜日
表示形式 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
aaa | 曜日を短縮形で表示 | 土 |
aaaa | 曜日を表示 | 土曜日 |
ddd | 曜日を英語の短縮形で表示 | Sat |
dddd | 曜日を英語表示 | Saturday |
数値変換
第1引数の値を「123.456」とします。第2引数に以下の表示形式を入れたときの結果です。
#
#は数値の1桁を表示しますが、0のときは何も表示しません。
表示形式 | 結果 |
---|---|
####.#### | 123.456 |
###.### | 123.456 |
##.## | 123.46 |
#.# | 123.5 |
0
0は数値の1桁を表示しますが、0のときは表示します。
表示形式 | 結果 |
---|---|
0000.0000 | 0123.4560 |
000.000 | 123.456 |
00.00 | 123.46 |
0.0 | 123.5 |
?
?は数値の1桁を表示しますが、0のときは空白(スペース)を表示します。
表示形式 | 結果 |
---|---|
????.???? | (半角スペース)123.456(半角スペース) |
???.??? | 123.456 |
??.?? | 123.46 |
?.? | 123.5 |