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Office互換ソフトとは?価格や機能についての比較とまとめ
Microsoft Officeと互換性のあるオフィスソフトには、無料のものや有料のもの、ダウンロード版やサーバー上で利用するものなど、さまざまな製品があります。
この記事では、オフィス互換ソフトを一式セットで提供する、各「オフィススイート」の価格や特徴などを比較してご紹介します
Office互換ソフトとは?
Office互換ソフトは、MicrosoftのWordやExcelなどを編集できる、MicrosoftのWordやExcelなどと互換性のあるオフィススイート(文章作成、表計算、プレゼンテーションなどオフィス業務に必要なソフトウェア一式)のことです。
オフィススイートには、PCやタブレットなどの端末にインストールして利用するものと、クラウド上で利用するものがあります。
この記事で紹介するオフィススイートはすべて、WindowsおよびMac OSでの利用が可能です。
各オフィススイートの価格や、ダウンロード版があるかどうかなどは下記のようになっています。
価格 | ダウンロード版 | クラウド利用 | クラウドの利用料金 | |
---|---|---|---|---|
Apache OpenOffice | 無料 | 〇 | × | ー |
LibreOffice | 無料 | 〇 | × | ー |
Googleドキュメントなど | 無料 | × | 〇 | 無料~ |
WPS Office 2 | ¥5,164(税込) | 〇 | × | ー |
Polaris Office | ¥2,980(税込) | 〇 | 〇 | 無料~ |
OfficeSuite | ¥9,980(税込) | 〇 | 〇 | 無料~ |
※価格は2020年9月18日現在、Amazonにおいて販売している「文章作成、表計算、プレゼンテーション」を含む永続版の最新版パックで掲載しています。
※Kingsoft Officeは2016年にWPS Officeにリブランドし、2020年にWPS Office 2にメジャーアップデートしたため、このセクションでは、WPS Office 2 Standard Editionを比較に用いています。
Officeスイートの互換性について
Office互換ソフトは、Microsoft Officeユーザーが違和感なく使えるように開発されています。Microsoft Officeと互換性のある拡張子で保存できるため、Microsoft Officeおよび各オフィス互換ソフト間でのデータ交換が可能となっています。
各オフィススイートのインターフェイスなどの情報は、それぞれのオフィススイートについての記事にございます。下記で各オフィススイートを紹介していますので、ご参照ください。
各ソフトとMicrosoft Officeと互換性について
各オフィススイートの文書作成ソフトなどは、Microsoft Officeと下記のように対応しています。
Microsoft Office | Word | Excel | PowerPoint |
---|---|---|---|
Apache OpenOffice | Writer | Calc | Impress |
LibreOffice | Writer | Calc | Impress |
Googleドキュメントなど | ドキュメント | スプレッドシート | スライド |
WPS Office 2 | Writer | Spreadsheets | Presentation |
Polaris Office | Polaris Word | Polaris Sheet | Polaris Slide |
OfficeSuite | OfficeSuite Documents | OfficeSuite Sheets | OfficeSuite Slides |
無料で使えるオフィススイートについて
オフィススイートには、ライセンス使用料を取らないフリーソフトもあります。このセクションでは、無料で使えるオフィススイートをご紹介します。
Apache OpenOfficeについて
Apache OpenOfficeは、非営利財団法人のApache Software Foundationが提供するオープンソフトウェア(利用者の目的によりソースコードを使用、調査、再利用、変更、拡張、および再配布を制限しないソフトウェア)です。
Apache OpenOfficeをダウンロードする方法や使い方などは、下記の記事をご覧ください。
LibreOffice
LibreOfficeは、非営利組織のThe Document Foundationが提供するオープンソフトウェアです。
「全ての人が無料でオフィススイートを利用できるようにすることで、パソコンを使える人と使えない人の間に生まれる情報格差をなくしていくこと」を創立時の公約の一つに掲げ、無料で使えるオフィススイートを提供しています。
LibreOfficeの評判や、ダウンロード方法、使い方などは、下記の記事をご覧ください。
サーバー上で無料で使えるオフィススイートについて
サーバー上に保管されるクラウドを使用したオフィススイートには、Microsoft Office OnlineやGoogleのオフィススイートがあります。このセクションでは、Microsoft Officeと互換性のあるGoogleのオフィススイートを紹介します。
Googleのオフィススイート
GoogleにはGoogleドライブ上で作成、編集ができるGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleスライドなどのオフィススイートがあります。
「WordやExcelを無料で使いたい。常時ネット接続も可能。わからないことはネットで調べるから特にサポートは厚くなくてよい。」という方におすすめです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
GoogleドキュメントなどGoogleのOffice互換ソフトのご紹介
低価格で使えるオフィススイートについて
Kingsoft Office
Kingsoft Officeは、キングソフト株式会社が提供していたオフィススイートです。互換性が高く、使いやすいと評判で後継のWPS Officeとあわせて10年間連続Office互換ソフト売上No.1(2010年4月から2020年3月)と人気のOffice互換ソフトです。
キングソフト株式会社の提供するオフィススイートについて詳しくは、下記の記事をご覧ください。
Kingsoft(キングソフト)のOffice互換ソフト情報まとめ
WPS Office
Kingsoft Officeは、2016年にWPS Officeにリブランドしました。Kingsoft Officeに引き続き売上本数No.1の人気のオフィススイートです。
「WordやExcelを編集したいけど、Microsoft Officeの機能をフル活用するほどではない。安い方が良いけど、サポートが整っているソフトが良い。」という方におすすめです。
WPS Officeの評判や、ダウンロード方法、使い方などは、下記の記事をご覧ください。
Polaris Office
Polaris Officeは、株式会社ジャングルが提供するオフィススイートです。
クラウドを利用するものと、PCなどの端末にダウンロードするものの2種類が用意されており、クラウド版では機能制限付きで無料で利用できるプランもあります。
Polaris Officeの評価や使い方、互換性などは下記の記事をご覧ください。
Polaris Officeとは?使い方/評価/互換性のまとめ
OfficeSuite
OfficeSuiteは、MobiSystemsが提供するオフィススイートです。クラウドを利用するものと、PCなどの端末にダウンロードするものの2種類が用意されています。
OfficeSuiteの無料版と有料版の違いや使い方などは、下記の記事をご覧ください。