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無料で使える安全なPDF結合のおすすめフリーソフト
PDF結合のフリーソフトとは、複数のPDFファイルを1つにまとめる機能を持つソフトウェアを指します。
多くの場合、基本機能は無料で利用できるものの、高度な機能や特定のサービスを利用するためには料金がかかる場合もあります。
この記事では、PDF結合フリーソフト(無料)の特徴、利用シーン、オンラインツールとの比較、安全なソフトウェアの選び方、そして具体的なソフトウェアの例などについて詳しく解説します。
PDF結合のフリーソフトとは?
PDF結合のフリーソフトとは、複数のPDFファイルを1つにまとめることができるインストール型の無料ソフトウェアを指します。
「フリーソフト」とは、ユーザーが無料で利用でき、自身のPC(デバイス)にダウンロードしてインストールするタイプのソフトウェアです。
PDF結合の具体的な利用シーンとしては、複数の文書を1つの報告書やプレゼンテーションにまとめる、あるいは分散している資料を1つのファイルに整理する場合などに活用します。
オンラインツールとの違い
フリーソフトとオンラインツールの違いは主にデータの取り扱いにあります。フリーソフトは自分のPC上で操作するためインターネットに接続していなくても使用でき、また自分のファイルが第三者に見られるリスクを最小限に抑えられます。
一方、オンラインのPDF結合ツールはウェブブラウザ上で動作し、一時的にファイルをアップロードして処理を行います。
特に、オンラインツールを選択する際には、そのプライバシーポリシーや利用規約を確認することが重要です。また、インターネット接続が必要なため、接続が不安定な状況ではフリーソフトの方が有利といえます。
ただし、オンラインツールの利点としては、デバイスのストレージを消費しない、ソフトウェアのアップデートを気にしなくて良いなどがあります。
したがって、ご自身の利用状況によって使い分けを行いましょう。
無料で安全なPDF結合フリーソフトを選ぶ基準
PDF結合フリーソフトを選ぶ際には、いくつかのポイントに注意することで安全性を確保できる可能性があります。詳しくは以下を参照してください。
無料であること
無料であることは、PDF結合フリーソフトの選択する際の重要な基準の一つです。
しかし、「無料」と表示されていても全ての機能が料金なしで利用可能とは限りません。
一部の機能を利用するために有料アップグレードが必要な場合や、頻繁に広告が表示されるソフトウェアも存在しますので注意しましょう。
開発元の信頼性
信頼性の高い開発元から提供されるソフトウェアは安全性が確保されており、セキュリティの脅威からユーザーを守るための対策がしっかりと施されている傾向があります。
また、バグ修正や機能の更新などが適宜行われ、ユーザーサポートも充実している可能性があります。
一方で、信頼性の低い開発元からのソフトウェアは、個人情報の漏洩などのリスクが高まる可能性があります。開発元の評判や評価を確認し、信頼性を判断することが重要です。
レビューと評価
レビューと評価は、他のユーザーがソフトウェアに対してどのような評価をしているか、または問題点は何かを把握することで、そのソフトウェアに信頼性があるかどうかを判断することができます。
良好なレビューと高評価は、ソフトウェアが優れたパフォーマンスを持ち、ユーザーの期待を満たしている証拠になっています。
一方、評価が低い、または否定的なレビューが多いソフトウェアは、潜在的な問題やリスクが存在する可能性がありますので注意しましょう。
安全性
フリーソフトの中には不適切な形でユーザーの情報を収集し、それを第三者と共有するツールがあります。例えば、一部のソフトウェアはマルウェアやスパイウェアを秘めていることもあります。
マルウェアとは、意図的に悪意を持って作成されたソフトウェアのことを指します。マルウェアの目的は、無許可でユーザーのコンピューターシステムに侵入し、データを盗む、システムを破壊する、正常な機能を妨害するなどを行います。
スパイウェアはマルウェアの一種で、その主な目的はユーザーのインターネット利用状況を盗み取ることです。ブラウジング履歴、ダウンロード履歴、ログイン情報、クレジットカード番号など、さまざまなデータがその対象となります。侵入した後、スパイウェアはこれらの情報を第三者に送信します。
これらのリスクを避けるためには、公式サイトや信頼できるサイトからソフトウェアをダウンロードし、ソフトウェアのプライバシーポリシーを確認することが重要です。
無料で使える安全なPDF結合のおすすめフリーソフト
以下では、無料で使える安全なPDF結合のおすすめフリーソフトをご紹介します。
ただし、紹介したPDF結合のソフトウェアが100%安全を保障するものではございませんので、その点はご注意ください。
PDF24 Toolboxの詳細と特徴
PDF24は2006年にドイツの会社Geek Software GmbHによって開発されたPDFファイル作成/編集のアプリケーションソフトウェアです。
インストール版の「PDF24 Tools」は一般的に安全なソフトウェアとされています。例えば、利用規約もスペース込みで6万字を超えるなど個人情報の取り扱いを含む規定が細かく表示されています。
また、ソフトウェアの更新も過去63回更新されており、PDFの結合に関して有料版へのアップデートを求められることはありません(2023年6月28日現在)。そのため、安心して利用できるのでおすすめです。
CubePDF Utilityの詳細と特徴
大阪府豊中市に本社を置く株式会社キューブ・ソフトが運営するフリーソフト、「CubePDF Utility」にはPDFの結合機能があります。この会社は2006年に設立され、約17年間ビジネスを継続しており、一定の経験と安定性があります。
最近でも、CubePDF Utilityの新しいバージョン2.4.0が2023年6月15日にリリースされていることが分かります(2023年6月28日現在)。
利用規約についてはCubeSoftのプライバシーポリシーがありますので、個人情報の取得・使用・管理などについてご確認ください。
Adobe Acrobat Reader DC(無料)でPDFは結合できるか?
Adobe Acrobat Reader DCでPDFファイルは結合できません。
有料版のAdobe Acrobat Standard DCかAdobe Acrobat Pro DCでPDFファイルの結合が可能です。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
Adobe Acrobat Pro DCとは?価格/機能/ダウンロード方法などまとめ
Adobe Acrobat Standard DCとは?価格/機能/Proとの違いなどまとめ
PDF結合フリーソフトの使用方法
以下では、PDF結合フリーソフトの使用方法について解説します。
PDF24 ToolboxでのPDF結合方法
PDF24 Toolboxの機能を使えば、無料でPDFを結合することができます。
PDF24 Toolboxのダウンロード方法、PDFを結合する方法の詳細については、以下の記事の「Tools」にある「結合する」セクションを参照してください。
PDF24とは?CreatorとToolsの違いや機能/使い方などのまとめ
CubePDF UtilityでのPDF結合方法
CubePDF Utilityをダウンロード・インストールして利用すれば、無料でPDFを結合することができます。
CubePDF Utilityを使ってPDFを結合したい場合は、以下の記事の「結合する」セクションを参照してください。
CubePDF Utilityとは?機能/ダウンロード/使い方などまとめ
インストールの注意点と安全に使用するには
フリーソフトの安全なダウンロードとインストール方法
PDF結合のフリーソフトをダウンロードし、インストールする際には、いくつかのポイントを頭に入れておくと安全です。
まず、ソフトウェアは信頼できる公式サイトからダウンロードしましょう。これにより、不正なソフトウェアやマルウェアをダウンロードするリスクを軽減できます。詳しくは上記「開発元の信頼性」セクションを参照してください。
次に、インストールを慎重に進めましょう。不要なアドオンやツールバーのインストールすると、時としてパフォーマンスを低下させる場合があります。
最後に、インストール後は定期的なアップデートを確認し、実際にセキュリティ対策が施されているかを確認しましょう。
個人情報の保護とマルウェアから自身を守る方法
PDF結合のフリーソフトを使用する際に個人情報の保護とマルウェアから自身を守ることは重要です。
まず、フリーソフトを使用する際には、そのソフトウェアのプライバシーポリシーを閲覧し、個人情報が適切に管理されていることを確認しましょう。
プライバシーポリシーの確認
プライバシーポリシーは、ソフトウェアがどのようにユーザーの情報を収集、使用、保管、共有するかを示す文章です。
これにより、ユーザーは自分のデータが適切に保護されているか確認することが可能です。明確で詳細なプライバシーポリシーを提供するソフトウェアは、ユーザーのデータプライバシーを尊重し、安全な使用環境を提供する意向を示しています。
一方で、プライバシーポリシーが不明確または存在しないソフトウェアは、情報の漏洩などのリスクがありますので注意しましょう。
セキュリティ更新状況の確認
ソフトウェアのセキュリティ更新は、新しく発見された脅威や脆弱性に対応し、ユーザーの安全性を確保するために必要な措置です。
開発元が定期的にセキュリティ更新を提供している場合、それはそのソフトウェアが安全性を維持し、ユーザーデータを保護するための活動的な姿勢を示していると言えるでしょう。
一方、セキュリティ更新がないソフトウェアは、新たなセキュリティリスクに対する防御力が弱い可能性がありますので、その点は注意しましょう。