• 公開日:
  • 更新日:

英語でプレゼンテーションするときのコツ

グローバル化が叫ばれる今の時代、様々なシーンで英語でプレゼンテーションする機会がある方も多いのではないでしょうか。大学でも英語でのプレゼンの授業があったり海外留学をしたり、大学生は必ず英語のプレゼンテーションを経験すると思います。

また、ビジネスでも海外のクライアント向けのプレゼンテーションをする機会がこれからも増え続けるでしょう。今回は英語でプレゼンテーションをするときのコツについてご紹介します。

構成について

英語でのプレゼンテーションは主に「Introduction(導入)」、「Body(本論)」、「Conclusion(結論)」の3つのパートで構成されます。それぞれのパートはどのようなものか見ていきましょう。

Introduction(導入)

Introductionとは、プレゼンテーションのはじめの導入部分のことを指します。どのようなプレゼンテーションをするときでも必須のパートです。ここでは主に、挨拶、自己紹介、プレゼンテーションの目的、概要(アウトライン)の説明をします。

Body(本論)

Bodyは本論に当たる部分です。ここではプレゼンテーションの内容について掘り下げて説明します。概要を明確にしたり、話題を区切ったり、スライドを効果的に使うように工夫しましょう。

Conclusion(結論)

Conclusionではボディで話した内容をまとめます。内容をシンプルに要約し、聴衆へのアクションを促したりすることが肝心です。また、聴衆へ深く印象付けるために短く、強い言葉で伝えることも重要です。

資料について

パワーポイントの使い方

パワーポイントの使い方については以下の記事を参考にしてください。

パワーポイントの使い方を解説!脱初心者になるための基本操作

スライド作成のコツ

スライド作成のコツについては下記の記事を参考にしてください。

プレゼンテーション資料の作り方(パワポ)と発表への備え方

英語のプレゼンテーション独自のスライド作成のコツは次の項目で詳しく説明しています。

フォント

英語のプレゼンテーションでもフォント選びは重要です。選ぶ時のポイントは可読性の高さ(読みやすさ)です。ここでは欧米のビジネスでよく利用されるフォントをご紹介します。

Arial

Arialというフォントです。ArialはMicrosoft Officeでよく用いられているスタンダードなフォントです。シンプルで読みやすく、デザイン性の高いなめらかな曲線はビジネスシーンのみならず、様々なシーンで利用できます。画像の上段が太字にした時のArial、下段が通常のArialです。

締めのスライド

締めのスライド

日本語でのプレゼンテーションと同じように、最後に聴衆への感謝を込めて「Thank you」と書いたスライドを用意しておくとよいでしょう。必要に応じてメールアドレスなど連絡先を記載しておくと興味を抱いた聴衆から連絡が来ることもあるかもしれません。

原稿作成

スライドはあくまで聴衆に向けてプレゼンテーションのポイントを示すもののため、スライドを読み上げるだけのプレゼンテーションは魅力的とは言えません。スライドの内容を丁寧に説明したり、補足情報を口頭で説明する必要があります。そのため、英語でのプレゼンテーションでは発表する内容を記載した原稿を準備しておくと良いでしょう。原稿があると緊張したときも安心して進めることができます。

原稿ができたら、実際に読み上げてみてブラッシュアップしていきましょう。この時にスマートフォンなどで録音しながら練習するとより効果的です。

テーマ・題材・トピック

英語でプレゼンテーションのオーソドックスなトピックを紹介します。

自己紹介

プレゼンテーションと聞くと事象やものなどについての説明が多いイメージですが、自己紹介をテーマに選定するとユニークです。初対面の人にも自分のことを知ってもらうことができますし、他のプレゼンテーションの導入部分にも応用することができるため、一度作っておくと使い回しもできて便利です。

日本や日本文化について

外国人の聴衆を相手にプレゼンテーションをする場合はうってつけのテーマです。インバウンド需要が多いことからもわかるように、近年は日本に対する注目度も上がっています。英語の日本のガイドブックなどを参考にすると、どのようなことが外国人に受けるのかも知ることができるかもしれません。

時事問題

時事問題についてのプレゼンテーションは難易度は少し上がるかもしれませんが、専門用語を学ぶことができたり、様々な意見に触れることができるためおすすめです。

便利な表現・例文・フレーズ

挨拶

第一声は挨拶から始めます。プレゼンテーションの機会を持てたこと、集まってくれたことに対する聴衆への感謝を表すことで聴衆からの印象がよくなります。

例文

Good morning, ladies and gentleman.

Thank you for coming today.

I'm pleased to have this opportunity to speak here.

自己紹介

自己紹介では名前を名乗るだけではなく、自身の仕事上のポジションなども紹介するといいでしょう。

例文

Hello, my name is Taro. I'm responsible for marketing at ABC company.

目次(アウトライン)

Introductionの時に目次を伝え簡単にプレゼンテーションで発表する内容を紹介することで、聴衆に内容の理解を促すことができます。口頭での説明だけでなく、目次のスライドも準備しておくとより効果的でしょう。

例文

Let me explain today's agenda.

始め方、最初

プレゼンテーションを始めるときは、プレゼンテーションの概要だけではなく、聴衆が聞きたくなるようなコンテンツがあることを伝える工夫をするとより良いです。

例文

This presentation will help you to solve problems that●●●.

Let’s start by ●●●.

つなぎ

「▲▲についてお話してきました。次は●●について説明します。」といったようなパートをつなぐ時はそれまで話した内容の簡単な要約を入れます。また、次のセクションに移ることを明確に示すと聴衆が理解しやすくなります。

例文

That’s all I have to say about ●●.

Let's move on to the next slide.

最後(締め)

最後は聴衆への感謝を表し、あいさつで締めます。

例文

Thank you for listening.

It is my pleasure being here today.

英語のプレゼンテーション上達に使えるツール

動画

TED

TED(Technology Entertainment Design)というプレゼンテーション動画がおすすめです。様々なテーマのプレゼンテーションがあるため、テーマ選定の参考にもなります。また、上質なプレゼンテーション動画を見ることで、話し方やジェスチャーなどのテクニックも学ぶことができます。

Ted Webサイト

アプリ

上記で紹介したTEDのアプリがおすすめです。スマートフォンやタブレットを使って通勤・通学や外出先の空き時間にも気軽にTEDの動画を楽しむことができます。

TED app iOS

App StoreのリンクよりiPhone、iPadどちらも無料でインストール可能です。

TED app Android

Google Playのリンクより無料でインストール可能です。

研究発表ですぐに使える理系の英語プレゼンテーション

研究発表ですぐに使える理系の英語プレゼンテーション

\毎月11日と22日はゾロ目の日 クーポン争奪戦/Yahoo!ショッピングで価格を見る