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プレゼンテーションの話し方のコツ

PowerPointを使ってプレゼンテーションを行う際、スライドの内容はもちろんのこと、話し方にも気を配る必要があります。

本記事では、プレゼンテーションの際に意識しておきたい話し方のコツについてご紹介します。

話し方の例や気をつけたいポイントについてもご紹介していますので、プレゼンテーションを行う前に一度ご覧になってみてください。

プレゼンテーションの話し方のコツや例

プレゼンテーションは、スライド(資料)とスピーチ、2つの要素で構成されています。

どんなに完璧なスライドを用意しても、話し方に感情がこもっていなかったり緊張で過度に硬くなっていたりすると、聴衆をうまく惹きつけることができません。

ここでは、プレゼンテーションの際に意識しておきたいコツや話し方の例をご紹介します。

「人前で話すことが苦手」という方でも、話し方のコツを覚えておくことで心に余裕がもてるかと思います。話し方のコツについては各セクションをご覧ください。

出だしの話し方

プレゼンテーションは、「出だし」の話し方ひとつで聞き手の興味を惹きつけられるといっても過言ではありません。

その反対に出だしの話し方や言葉選びに失敗すると、伝えたいことが上手く伝わらず、聴衆の興味を一気に逃してしまうことになります。

導入や掴みといった部分はそれほどプレゼンテーションにおいて重要な部分ともいえますので、出だしの話し方には特に気を配っておきましょう。

以下セクションでは、出だしの話し方を悪い例と良い例に分けてご紹介します。

悪い例

例「本日はお時間を割いていただき、申し訳ございません。それでは資料の2ページ目をご参照ください……」

「申し訳ございません」や「緊張でお聞き苦しい点もあるかと思います」など、ネガティブな印象を与える言葉で始めるのは避けたいものです。

プレゼンテーションに不慣れであることを伝えておきたいという方もいらっしゃると思いますが、それらの言葉は聞き手に頼りない印象を与えてしまいます。

人の印象は第一印象で左右されると言われています。

消極的に話し始めるのではなく、むしろこちらが聞き手の緊張をほぐすイメージで、肩の力を抜いて話してみましょう。

良い例

例「本日はお忙しいところ誠にありがとうございます。今回スピーカーを務めます、〇〇と申します。突然ではありますが、『3秒』この数字は、いったい何を指している数字だと思いますか?この数字は、人の第一印象が決まると言われている秒数を指します。プレゼンテーションを行う際は、はじめの3秒を意識するだけでも大きく印象が変わってきます。そこで今回は……」

プレゼンテーションを行うときは機械的に本題へ移るのではなく、聞き手の興味を惹くような話題を振ってみましょう。

また、聞き手に親しみを持ってもらうために、簡単な自己紹介や短い日常の話を持ってくるのも有効です。

これは「アイスブレイク」と呼ばれる手法であり、聞き手の緊張を和らげ、話に興味を持たせる効果が期待できます。

決して難しい手法ではありませんので、ぜひ試してみてください。

目次の話し方

基本的に、PowerPointで作成した「目次」のスライドは、読み上げない方が良いとされています。

スライドにある文字をそのまま読み上げてしまうと、聞き手の注目は資料の方へ移ってしまいます。

プレゼンテーションを行う際には、スライドに書かれた内容をそのまま読むといったことはなるべく行わないようにしましょう。

まとめの話し方

プレゼンテーションの最後は、短く簡潔な結論で締めくくるのがよいでしょう。

最後に「プレゼンテーションの目的」を再度話し、また「聞き手にとってどんなメリットがあるか」を分かりやすく説明することで、聞き手の印象に残るプレゼンテーションにすることができます。

語尾に気をつける

プレゼンテーションは多くの人の前で行うことがほとんどです。

その緊張で語尾が震えたりしてしまうと、聞き手に弱々しい印象を与えてしまいます。

話しているときは、なるべく語尾にも気を配るようにしておきましょう。

以下では避けておきたい語尾の特徴をまとめていますので、下記項目を参考にしながら、プレゼンテーション前に練習をしてみてください。

  • 語尾にかけて声が小さくなる
  • 語尾を不用意に伸ばす
  • 同じ語尾を繰り返す

語尾の話し方は、日頃から意識しておくことで比較的早めに改善することが可能です。

プレゼンテーションの際はなるべく、堂々と話すように意識してみましょう。

棒読みは避ける

プレゼンテーションを行う際、話し方に感情が入っていないと思わせる「棒読み」は避けるようにしましょう。

とはいえ、多くの人に注目されながら行うプレゼンテーションはどうしても緊張してしまいますよね。

そんなときは、「アイスブレイク」という手法を用いて、聞き手と自分両方の緊張をほぐしてみましょう。

アイスブレイクとは、プレゼンテーションの出だしなどで簡単な自己紹介や短い話をして、場の雰囲気を和ませる手法のことを指します。

短い日常の話をしているうちに、自身の緊張もほぐれるかもしれません。

出だしの例文は、本記事「良い例」セクションでご紹介していますので、ぜひお役立てください。

上手い人がやっている話し方の練習方法

「プレゼンが上手い人はどんな練習をしているのか知りたい」と思っている方は多いかと思います。

そこで今回は、プレゼンテーションが上達する練習法をまとめました。

今日から取り組める簡単な練習方法をまとめましたので、プレゼンテーションの練習をしたい方はぜひ参考にしてみてください。

  • 伝えたいキーワードをまとめたプレゼンメモを作成する
  • 話している様子を動画で撮影し、自分で見返してみる
  • 質問の答えを簡単でいいので用意しておく

プレゼンメモはなるべくスライド毎に作成しておきましょう。

メモに記す内容はざっくりとしたもので構いません。

「ここではこれ(キーワード)を伝える」と簡単にメモをしておくことで、伝えたい内容がはっきりしてきます。

なお、PowerPointには発表者にしか見えないメモを記しておける「ノート」機能があります。

この機能を使えばプレゼンテーションを行っている最中でも、作成したプレゼンメモを見ることができます。

パワーポイントのノート機能については、以下の記事をご参照ください。

パワーポイントのノートの情報まとめ

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