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A4サイズ封筒の切手の値段(増税後)や切手の貼り方

2019年10月1日から消費税が8%から10%に上がり、それと同時に切手代も値上げします。

「はがきの場合の切手代はわかるけど、A4サイズが入る角形2号の場合はいくらだっけ・・・」という方もたくさんいらっしゃいます。これは実際に切手の料金一覧表を見ないと細かくわからないかもしれません。例えば角形2号のような定形外郵便物の場合、重量別に値上げをした部分と値上げをしていない部分がありやや複雑です。

本記事では、A4サイズが入る3種類の封筒の切手代と速達料金、重さと切手代の関係、切手の貼り方、確定申告書を入れる封筒と切手代について解説していきます。

消費税増税による価格の変更

2019年10月1日から消費税が8%から10%に値上げされます。それに伴い郵便料金も変更になります。通常はがきは62円から63円、定形郵便物は82円から84円に値上げすることが広く知られています。

通常はがき
(~2019年9月30日)
通常はがき
(2019年10月1日~)
62円 63円
重量 定形郵便物の切手代
(~2019年9月30日)
定形郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
25g以内 82円 84円
50g以内 92円 94円

ところが、A4用紙を折らずに入れることができる角形2号(定形外)の封筒の切手代はあまり知られていません。下記では角形2号の切手代の旧料金と新料金の比較表を掲載しておりますので参考にご覧ください。

履歴書などA4の書類を折らずに入る角形2号(定形外)

履歴書を送付する際によく使用される封筒のサイズが角形2号(240mm×332mm)です。A3の履歴書は2つ折りにでき、A4の履歴書は折らずにそのまま入るからです。

下記では角形2号の切手代、速達の料金を合わせてご紹介します

角形2号の切手代はいくら?

重量 定形外郵便物の切手代
(~2019年9月30日)
定形外郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
50g以内 120円 120円
100g以内 140円 140円
150g以内 205円 210円
250g以内 250円 250円
500g以内 380円 390円
1kg以内 570円 580円

角形2号の速達を郵便局で出すと料金はいくら?

速達の切手代
(~2019年9月30日)
速達の切手代
(2019年10月1日~)
280円 290円

A4の手紙を三つ折りするには長形3号(定形)

A4の手紙を三つ折りにするには長形3号(ながさん)が適しています。郵便局で「定形郵便物」として送付が可能な最大のサイズです。

下記では長形3号の切手代、速達の料金、そしてA4用紙を三つ折りにする方法を合わせてご紹介します

長形3号の切手代はいくら?

重量 定形郵便物の切手代
(~2019年9月30日)
定形郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
25g以内 82円 84円
50g以内 92円 94円

長形3号の速達を郵便局で出すと料金はいくら?

速達の切手代
(~2019年9月30日)
速達の切手代
(2019年10月1日~)
280円 290円

三つ折りの方法をご紹介

A4用紙を長形3号に収納するには、A4用紙を三つ折りにする必要があります。ここで「三つ折りにしたいけど何かコツは無いの?」という方がいらっしゃるかと思います。

下記の記事の「A4の三つ折り方法」の章では、A4用紙を三つ折りにする図と解説を掲載していますのでご覧頂ければと思います。

A4用紙のサイズ(寸法)は何cmの大きさ?A4に関する情報まとめ

A4の手紙を四つ折りするには長形30号(定形)

A4の手紙を四つ折りにするには長形30号(ながさんじゅう)が適しています。B5用紙の場合は横に三つ折りにすれば入ります。

下記では長形30号の切手代、速達の料金についてご紹介します

長形30号の切手代はいくら?

重量 定形郵便物の切手代
(~2019年9月30日)
定形郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
25g以内 82円 84円
50g以内 92円 94円

長形30号の速達を郵便局で出すと料金はいくら?

速達の切手代
(~2019年9月30日)
速達の切手代
(2019年10月1日~)
280円 290円

重さと切手代について

定形封筒と定形外封筒は重さによって切手代が異なるので注意が必要です。

ここでは返信用切手を貼る際の参考表に併せて、A4用紙10枚を送付する際の切手代、A4用紙1枚+クリアファイル1枚を封入した場合の切手代を一覧表にしてご紹介します。

返信用切手を貼る際の参考表

返信用封筒に切手を貼る際は、送付先の人が送り返してくる書類の重さを予想しなくてはなりません。

A4サイズ1枚が約4gですので、送付先の人が送り返してくる書類の枚数と封筒の重さを計算しておく必要があります。

封筒の種類 封筒の重さ
角形2号(定形外) 約15g
長形3号(定形) 約5g
長形30号(定形) 約3.6g
重量 定形外郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 210円
250g以内 250円
500g以内 390円
1kg以内 580円
重量 定形郵便物の切手代
(2019年10月1日~)
25g以内 84円
50g以内 94円

A4用紙10枚

A4用紙10枚を角形2号の定形外で送付する場合の重さをはかるには、封筒の重さとA4用紙10枚の重さを算出しなければなりません。

上記の表から、約15g(角形2号の封筒)+約40g(A4用紙約4g×10枚)=約55gになります。したがって、51g以上100g以内なので切手は140円になります。

封筒の種類 封筒とA4用紙10枚の重さ 料金
角形2号 約55g 140円

A4用紙1枚とクリアファイル1枚

A4用紙1枚とクリアファイル1枚を角形2号の定形外で送付する場合の重さをはかるには、A4用紙、クリアファイル、角形2号の重さをそれぞれ算出しなければなりません。また、A4サイズのクリアファイルは0.2mm厚と0.3mm厚の2種類があって重さも違うので注意が必要です。

0.2mm厚のクリアファイルにA4用紙を入れる場合、約15g(角形2号の封筒)+約26g(クリアファイル)+約4g(A4用紙1枚)=約45gになります。したがって、50g以内なので切手は120円になります。

0.3mm厚のクリアファイルにA4用紙を入れる場合、約15g(角形2号の封筒)+約43g(クリアファイル)+約4g(A4用紙1枚)=約62gになります。したがって、51g以上100g以内なので切手は140円になります。

封筒の種類 クリアファイルの種類 封筒とA4用紙1枚とクリアファイル1枚の重さ 料金
角形2号 0.2mm厚 約45g 120円
角形2号 0.3mm厚 約62g 140円

切手の貼り方

郵便局から封筒を送る際、切手の貼り方に細心の注意を払っている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

貼り方を間違えて封筒を自分の家や会社に戻された方は少ないでしょうが、封筒を送った相手にマナーができていないと思われる可能性もあるので今一度確認していきましょう。

貼る位置について

切手を貼る位置

日本郵便株式会社「内国郵便約款第42条3項」には縦長の郵便物には左上部に郵便切手を貼り、横長の郵便物(上図の「横」の宛名は横書きになります)には右上部に郵便切手を貼ることとなっています。

切手を貼る位置は左上部もしくは右上部の7cm×3.5cmの範囲となっており、この枠の中に切手を貼るのが良しとされています。

1枚の貼り方

切手1枚貼り

縦長の郵便物には左上部に郵便切手を貼り、横長の郵便物には右上部に郵便切手を貼ることとなっています。

これが遵守されないと機械でスムーズに仕分けられない可能性も出てくるので注意が必要です。

複数枚での貼り方

切手複数貼り

切手の枚数に制限はあるのでしょうか?実は制限はありません。

ただし、切手の枚数を多くしすぎて相手に不快に思われないように切手を長い1列にするよりは短い2列にしたり、縦に貼っている切手を横に傾けたりするなど工夫した方が良いかもしれません。

確定申告書を入れる封筒と切手代

確定申告書

確定申告で書類を出される方は、角形2号の封筒を用意すればほぼ間違いはありません。

確定申告書の書類の枚数によって切手代は異なりますのでよく確認しておく必要があります。

重量 角形2号の切手代
(2019年10月1日~)
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 210円
250g以内 250円
500g以内 390円
1kg以内 580円