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エクセルのように使える無料のキングソフト製品

この記事では、エクセルのように使える無料のキングソフト製品をご紹介します。

中華人民共和国のキングソフト株式会社では、エクセルのような表計算やデータ分析などが使えるソフトウェア製品を提供しています。

どんなソフトがあるのか、どんなエクセルに似た機能が使えるのかなどを説明しています。

キングソフトとは

キングソフト(KINGSOFT)株式会社は、中華人民共和国に本社を置くソフトウェア開発会社です。

2005年に設立され、オフィスソフトやセキュリティソフトなどの製品を提供しています。

キングソフトは他にもゲームアプリやフィットネスアプリの開発、芸能プロダクションの立ち上げなど多岐にわたる事業を展開しています。

エクセルのように使える無料のキングソフト製品

エクセルのように使える無料のキングソフト製品をご紹介します。

WPS Office2

WPS Office2

WPS Office2は、キングソフトの代表的なオフィススイート(文書作成、表計算、スライド作成などオフィス業務に必要な機能をセットにしたソフトウェア)製品です。

以前は「Kingsoft Office」として知られていましたが、2016年に「WPS Office」に名称変更されました。「Writer」「Presentation」「Spreadsheets」の頭文字からとられています。

WPS Office2を利用すれば、Microsoft Excelのように表計算が使えます。

WindowsとMacをお使いの方は、30日間無料で試用できる無料体験版があります。簡単な登録でインストール後すぐに無料で試すことができます。

WPS Office2で表計算を開く

上の画像は、無料体験版で表計算「Spreadsheets」を開いた画面です。Microsoft Excelのシートとほぼ同じ表示になっています。

ただし、WPS Office2の無料体験版では、エクセルで使える以下の機能が使えないのでご注意ください。

  • VBAマクロ
  • タイムラインの挿入
  • SmartArtの追加
  • エラーチェック
  • ウォッチ ウィンドウ
  • 一部のグラフ(ヒストグラム、パレート図など)
  • グラフ要素の追加(近似曲線、ローソク)

WPS Cloud

WPS Cloud

WPS Cloudは、WPS Office2のオンライン版です。インターネットに接続された状態でWebブラウザからアクセスして使います。

無料アカウントを登録した後、すぐに使い始めることができます。どんなデバイスからでも、いつでもどこでも表計算機能を利用することが可能です。

期間を気にせずに利用したい方は、WPS Cloudを利用することをおすすめします。

WPS Cloudで表計算を開く

上の画像は、WPS Cloudで表計算「Spreadsheets」を開いた画面です。Microsoft Excelのオンライン版と似たような表示になっています。

ただし、WPS Cloudではエクセルで使える以下の機能が使えません。体験版と比べると、使えない機能(スライサーやワードアートなど)が多いです。

  • VBAマクロ
  • スライサーの挿入
  • タイムラインの挿入
  • ワードアートの挿入
  • SmartArtの追加
  • ピボットグラフの作成
  • トレース
  • エラーチェック
  • ウォッチ ウィンドウ
  • 条件付き書式
  • 一部のグラフ(ヒストグラム、パレート図など)
  • グラフ要素の追加

モバイルアプリ

WPS Office2のモバイルアプリ

WPS Office2には、iPhoneやiPad、Android、タブレットなどのモバイルデバイスで利用できるアプリが用意されています。

インストール後はすぐに無料で使い始めることができます。

iOSの方はApp Store、Androidの方はGoogle Playからインストールができます。

モバイルアプリで表計算を開く

上の画像は、モバイルアプリで表計算「Spreadsheets」を開いた画面です。Microsoft Excelのモバイル版と同じように表示されます。

ただし、モバイルアプリではエクセルで使える以下の機能が使えません。体験版やWPS Cloudと比べると、使えない機能(ピボットテーブルやグループ化)が多いです。

  • VBAマクロ
  • スライサーの挿入
  • タイムラインの挿入
  • ワードアートの挿入
  • SmartArtの追加
  • ピボットテーブルの作成
  • ピボットグラフの作成
  • トレース
  • エラーチェック
  • ウォッチ ウィンドウ
  • データのグループ化
  • 条件付き書式
  • 一部のグラフ(ヒストグラム、パレート図など)
  • グラフ要素の追加

エクセル(オフィス)との互換性

WPS Office2の表計算「Spreadsheets」は、Microsoft Excelとの互換性があるため同じように使うことができます。

機能の互換性

Microsoft Excelで使える以下のような機能が、WPS Office2でも使えます。

  • 表やグラフの作成
  • ピボットテーブル
  • 条件付き書式
  • コメントの挿入
  • セル結合 など

関数においても、基本的なSUM関数やCOUNT関数だけでなく、IF関数やVLOOKUP関数などの高度な関数にも対応しています。

WPS Office2で使える機能については、ExcelとSpreadsheetsの互換性でご確認ください。

ファイルの互換性

WPS Office2では、Microsoft Office 2003までの.xls形式や2007以降の.xlsx形式などのExcelファイルを保存できます。そのため、ファイルの共有や編集がスムーズに行えます。

保存可能な拡張子について詳しくは、以下の記事の「拡張子」の「Spreadsheets」セクションをご参照ください。

WPS Office Standard Editionとは?価格や互換性などの情報

安全性について

WPS Office2は中国で開発されていますが、日本国内で流通しているキングソフト製品はすべて日本国内で日本語化され、管理・販売されています。

それでも、安全性に疑問を持つ方が多いのは事実です。

以下の記事の「安全性」セクションでは、WPS Officeの安全性について紹介しています。WPS Officeの評価についても解説しています。

WPS Officeの評価や危険性について

インストール方法

WPS Office2の無料体験版をインストールする方法については、以下の記事の「WPS Officeをインストールする」セクションで紹介しています。

Macの場合も同様の手順でインストールすることができます。

WPS Officeとは?マイクロソフトオフィスとの違いや互換性など情報