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中小企業法人向けOffice 365 Businessとは?価格や機能の違い
Office 365には個人向けの「Office 365 Solo」の他に法人向けの「Office 365 Business」が発売されています。
パッケージ版(買い切り版)のOfficeを使用している企業もありますが、コストが高くなる&新しいバージョンを利用するのに買い直さなくてはならない、といったデメリットがあります。毎月のコストを最小限に抑え、最新バージョンも常に使用したい場合はOffice 365 Businessがおすすめです。
Office 365 Businessは法人はもちろんのこと、個人でも利用できます。
この記事ではOffice 365 Businessの種類や利用できるアプリケーション、インストール台数、価格情報まで説明いたします。
Microsoft Office 365 Businessとは?
Microsoft社が提供するOffice 365 Businessとは、月額/年額支払い利用できる「法人向け」のサービスとなります。Office 365 Businessには3つのプランがありますが、共通の特徴として下記があります。
- 300ユーザーまで利用できます
- OneDrive for Businessのクラウドストレージが1TB利用できるため、どのデバイスからでもファイルの保存/編集/共有ができます
OneDrive for Businessの説明をします。近年、データの保存はパソコンのローカル環境ではなく、クラウド上へ保存する方が増えてきました。
以下のクラウドストレージのサービスリストを見ていただければ分かる通り、Google One/Dropbox/iCloudと比較すると1TBあたりの料金が割高ですが、共にOffice製品が使えることを考えると、とても魅力的です。※以下は2019年7月現在の価格
- OneDrive for Business・・・1TB-年間10,800円(Office 365 Businessの料金なのでOffice付)
- Google One・・・15GB-無料/2TB-年間13,000円(月間1,360円)
- Dropbox・・・2GB-無料/2TB-年間14,400円(月間1,500円)
- iCloud・・・5GB-無料/2TB-月間1,300円
Office 365についてもっとご理解いただくために、お時間があれば以下の動画をご覧ください。※Office 365 Soloの内容になります
Office 365 Businessの種類
Office 365 Businessは大きく分けて「Office 365 Business Essentials」「Office 365 Business」「Office 365 Business Premium」の3つのプランがあります。種類によって利用できる機能が異なります。プランごとの特徴をみていきましょう。
プランごとによる機能比較
まずOffice 365 Businessのプランごとに機能が比較できるようにしました。どのプランにするか検討する際にご参考ください。
Office 365 Business Essentials | Office 365 Business | Office 365 Business Premium | |
---|---|---|---|
Word | × | ○ | ○ |
Excel | × | ○ | ○ |
PowerPoint | × | ○ | ○ |
Outlook | × | ○ | ○ |
Publisher ※Windows PCのみ |
× | ○ | ○ |
Access ※Windows PCのみ |
× | ○ | ○ |
OneNote | × | ○ | ○ |
OneDrive(1TB) | 〇 | 〇 | 〇 |
Exchange | 〇 | × | 〇 |
SharePoint | 〇 | × | 〇 |
Microsoft Teams | 〇 | × | 〇 |
Microsoft Planner | 〇 | × | 〇 |
Outlook Customer Manager | × | × | 〇 |
Microsoft Bookings | × | × | 〇 |
Office 365 Business Essentials
Office 365 Business Essentialsは、Office 365 Businessシリーズの中では一番安価で利用できるプランです。メールやストレージなどのOfficeサービスをお得に利用できるプランとなっています。
- 独自のメールアドレスを使用できます
- Web版のOutlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNote (AccessおよびPublisherはWindows PCのみ)が使用できます
- Exchange、SharePoint、Microsoft TeamsなどのOfficeサービスが使用できます
※以前は「Office 365 skype for business」というサービスがありましたが現在ではMicrosoft Teamsに順次移行されています。
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Office 365 Business
Office 365 Businessは、Word、ExcelなどのOfficeアプリケーションがOffice 365の中では最も安く利用できるプランです。1TBのストレージ「OneDrive for Business」が使用でき、バックアップ/復元機能、稼働率99.9%保証が付いているので安心して利用することができます。
- 常に最新のWord/Excel/PowerPoint、Outlook/Access/Publisherを入手し、新機能が使えます(Publisher/AccessはWindowsPCのみ)
- Windows PC/Mac/iOS/Androidで利用できます
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また、体験版のインストール方法は以下をご覧ください。
Office 365 Businessが1ヶ月間無料!試用版のセットアップ方法
Office 365 Business Premium
Office 365 Business Premiumは、Word、ExcelなどのすべてのOfficeアプリケーションが利用できることはもちろんのこと、Microsoft TeamsやSharePointなどのOfficeサービスも利用可能な最上位プランです。
- 独自のメールアドレスを使用できます
- 常に最新のWord/Excel/PowerPoint、Outlook/Access/Publisherを入手し、新機能が使えます(Publisher/AccessはWindowsPCのみ)
- Exchange、SharePoint、Microsoft TeamsなどのOfficeサービスが使用できます
- Windows PC/Mac/iOS/Androidで利用できます
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また、Premiumのインストール方法は以下をご覧ください。
Office 365 Business Premiumの開設/インストール方法
インストール台数について
1ライセンスで1人のユーザーが何台までインストールできるのでしょうか?Office 365 Businessのプランによってインストールできるデバイスが異なります。
下記の表をみるとOffice 365 Business Essentialsのみ「Windows PC または Mac」にインストールすることができませんのでご注意ください。
Office 365 Business Essentials | Office 365 Business | Office 365 Business Premium | |
---|---|---|---|
Windows PC または Mac | 使用不可 | 5台 | 5台 |
スマートフォン | 5台 | 5台 | 5台 |
タブレット | 5台 | 5台 | 5台 |
システム要件について
Office 365 Businessがインストールできる環境は下記になります。購入する前に必要なシステム要件を満たしているか確認しておきましょう。
コンポーネント | 要件 |
---|---|
コンピューターおよびプロセッサ | Windows:1 GHz 以上のx86 ビットまたはx64 ビットプロセッサ (SSE2 対応) macOS:Intelプロセッサ |
メモリ | Windows:2GB RAM、1GB RAM(32ビット) macOS: 4GB RAM |
ハード ディスク | Windows:使用可能ディスク領域3.00GB macOS:使用可能ディスク領域6GBHFS+ハードディスクフォーマット |
ディスプレイ | Windows:1024x768の画面解像度 macOS:1280x800の画面解像度 |
オペレーティング システム | Windows 7 Service Pack 1、Windows 8.1、Windows 10、Windows 10 Server、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2008 R2、またはWindows Server 2012、macOS |
その他 | インターネット機能には、インターネットへの接続が必要です。料金が発生する場合があります。 |
マルチタッチ機能を使用するには、タッチ対応デバイスが必要です。ただし、すべての機能は常に、キーボードやマウスなどの標準的な、またはアクセシブルな入力デバイスを使用して利用できます。タッチ機能は、Windows10 または Windows8.1 での使用に合わせて最適化されています。 | |
製品機能とグラフィックは、システム構成によって異なる場合があります。機能によっては、ハードウェアの追加またはアップグレードやサーバー接続が必要になることがあります。 | |
Microsoft アカウントが必要です。 |
価格と購入について
Office 365 Businessはプランごとに価格が異なります。また月間契約もしくは年間契約によっても1か月ごとのコストが異なってきますので利用状況に応じて適切なプランを選択しましょう。
年間契約をすると月間契約より月々のコストが安くなりますのでおすすめです。
Office 365 Business Essentials | Office 365 Business | Office 365 Business Premium | |
---|---|---|---|
月間契約 | ¥650 ユーザー/1か月 | ¥1,080 ユーザー/1か月 | ¥1,630 ユーザー/1か月 |
年間契約(月相当) | ¥540 ユーザー/1か月 | ¥900 ユーザー/1か月 | ¥1,360 ユーザー/1か月 |
※価格には消費税は含まれていません。
Microsoft Storeの価格
公式のMicrosoft Storeでは年間ライセンスの他に、月間ライセンスで購入することができます。購入をご検討されている方は、以下のボタンより申し込みができます。
無料で利用する方法
公式のMicrosoft Storeでは、1ヶ月間無料で試用版を利用することができます。まずはどういうものか試してみたい方がいれば、体験版で判断してみるのも良いでしょう。以下のボタンより申し込みができます。
Office 365 Businessを1ヶ月間、無料で試す
MacやiPadでの利用について
Office 365 Business、Office 365 Business PremiumならWindowsとMac関係なく、Officeアプリケーションをインストールすることができます。
※Microsoft AccessとPublisherに関しては、Mac非対応となっているので、インストールすることはできませんのでご注意ください
また近年タブレットを用いて外出先で資料の修正などをする方も多くなりました。Office 365 Businessを契約していればiPadなどのタブレットにもインストールでき、急ぎでWord、Excelファイルを修正しないといけない場合も対処することができます。
iPadで使用する場合は、App Storeからアプリをダウンロードして、起動後にサインインして使います。
ログイン方法
Office 365 Businessをインストール後にExcelやWordなどのOfficeアプリを初めて起動すると、ライセンス認証のためサインインするよう求められます。サインアウトすると、一部のサブスクリプション機能が失われる可能性がありますのでサインインしたままにしておきましょう。
下記の記事でOffice 365のログイン方法をご紹介していますのでご参考ください。
家族共有について
Office 365 Businessの場合、ユーザーを300名まで追加ができますので家族でもユーザーとして登録すれば利用することができます。
Office Home & Business Premiumとの違い
パッケージ版(買い切り版)とサブスクリプション版で悩んでいる方にとってパッケージ版の「Office Home & Business Premium」と「Office 365 Business」の違いを知りたい方も多いと思います。両者の比較をしましたので参考にしてください。
最新のアプリケーションを使用しなくても問題ない、かつ4年以上Ofiice製品を使用するならばパッケージ版も検討に入るかもしれません。将来の利用状況なども省みてご検討いただければと思います。
Office Home & Business Premium 2019 | Office 365 Business | |
---|---|---|
購入方法 | 永続ライセンス | サブスクリプション |
料金 | ¥37,584 | ¥10,800/年 |
Word | 〇 | 〇 |
Excel | 〇 | 〇 |
PowerPoint | 〇 | 〇 |
Outlook | 〇 | 〇 |
Publisher ※Windows PCのみ |
× | 〇 |
Access ※Windows PCのみ |
× | 〇 |
OneDrive | × | 〇 |
Office 365 BusinessとOffice 365 Soloとの違い
この記事ではOffice 365 Businessをご紹介しました。法人向けではありますが、個人でも利用することができます。
もし個人でOffice 365を検討されている場合はOffice 365 Soloの条件も確認してからOffice 365 Businessとどちらにするか検討しましょう。下記の記事は両方の価格や機能を詳細に比較していますのでご参考ください。