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Teamsの無料版終了(廃止)はいつまで?
Microsoft Teamsには中小企業向けの無料版(クラシック)があり、無料でTeamsを利用することができましたが現在はサービスが終了(廃止)しています。
しかし、無料版が完全に廃止されたわけではありません。
この記事では、Teamsの無料版終了(廃止)に関する情報についてご紹介します。
Teamsの無料版終了(廃止)はいつまで?
Microsoft Teamsの無料版(クラシック)は2023年4月12日にサービスを終了しました。
公式のMicrosoft Teamsには「Microsoft Teams無料版 (クラシック)ライセンスは非推奨となり、2023年4月12日から使用できなくなる」と明記しています。
しかし、無料版(クラシック)が終了しただけで無料版が完全になくなったわけではありません。
新しい無料版も用意されており、これを使えば無料でTeamsを使い続けることができます。
新しい無料版については、後述の「新しい無料版を使う」セクションで説明しています。
Teamsの無料版が終了(廃止)した後は?
Teamsの無料版が終了(廃止)した後はアクセスできなくなり、すべてのデータが消えてしまいます。
残念ながら、2023年4月11日までにデータ移行が完了していない場合、データは自動的に削除され復元や移行はできません。
Teamsを継続して利用するには新しい無料版を使うか、有料版へのアップグレードが必要です。
新しい無料版を使う
新しい無料版でTeamsを無料で利用することができます。
新しい無料版でできることは以下のようなものがあります。
- 最大100人参加できる会議や通話
- 最大30時間の1対1の会議、最大60分のグループ会議
- 画面共有
- 会議予約
- ノイズの抑制 など
Teamsの新しい無料版はすでに提供されており、以前の無料版(クラシック版)から内容が少し変更されています。
後述の「無料版(クラッシック)と新しい無料版の違い」セクションで、変更内容を確認できます。
アップグレードする
Microsoftは、以下の有料版にアップグレードすることを推奨しています。
- Microsoft Teams Essentials
- Microsoft 365 Business Basic
「Microsoft Teams Essentials」はTeamsのみ利用できるプランです。月額500円(税込)と手頃な価格で、Teamsだけを使いたい方におすすめです。
「Microsoft 365 Business Basic」はTeamsだけでなくWordやExcelなどの複数のOfficeアプリが含まれているプランです。月額750円(税込)で、1ヶ月の無料体験版も用意されているのでぜひ試してみてください。
無料版(クラッシック)と新しい無料版の違い
無料版(クラッシック)と新しい無料版の違いを以下の表にまとめました。
項目 | 無料版(クラッシック) | 新しい無料版 |
---|---|---|
会議の参加人数 | 最大300人 | 最大100人 |
会議の時間 | 無制限 | 1対1:最大30時間 グループ会議:最大60分 |
ファイルストレージ | ファイル添付:2GB 組織での共有ストレージ:10GB | ファイル添付:2GB 組織での共有ストレージ:5GB |
画面共有 | ○ | ○ |
会議予約 | ○ | ○ |
OutlookとSkypeの連絡先をインポート | ○ | ○ |
ゲストアクセス | ○ | × |
ライブキャプション | × | ○ |
ノイズ抑制 | × | ○ |
データの暗号化 (保管中・転送中) | × | ○ |
24時間年中無休の電話/Webサポート | × | × |
全体的に新しい無料版は無料版(クラシック版)よりも制限が多くなっています。
Teams会議の参加人数は無料版(クラシック版)では1組織あたり300人までですが、新しい無料版では100人までとなっています。
Teams会議の時間においても無料版(クラシック版)では無制限であったのが、新しい無料版では1対1の会議は30時間まで、グループ会議は60分までとなりました。
新しい無料版について、詳しくは公式でご確認いただけます。
また、無料版と有料版の違いについては、以下の記事の「無料版と有料版との違い」セクションをご参照ください。