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Windows 7のサポートが終了!期限日は?使い続けるとどうなるか

Windows 7のサポート期限に関して、情報をまとめました。期限が切れているPCを使い続けるとセキュリティの危険にさらされます。

期限日の確認とアップグレードの情報に関してご説明しております。

Windows 7のサポート期間の説明

Windowsのサポート期間にはいくつかの種類があります。

  • サービスパックサポート期間
  • メインストリームサポート期間
  • 延長サポート期間

サービスパックサポートとは、Microsoftが無償でユーザーに提供している「Service Pack:SP」のことで、不具合を修正するための対策プログラムです。Windows 7ではSP1まで存在しておりました。

メインストリームサポートとは、OS発売開始から最低5年間に渡って提供する、通常のセキュリティ更新プログラムに加えて、「仕様変更や新機能のリクエスト」も含まれるサポートとなります。

延長サポートとは、OS発売開始から最低10年間に渡って提供する、セキュリティ更新プログラムのみのサポートです。メインストリームサポートで行われる仕様変更や新機能のリクエストは、サポート対象外となります。

Windows 7のサポート期限はいつまで?

上記で説明したWindows 7の各期限日は以下のようになっております。※ライフサイクル開始日はWindows 7の発売日です

名前 日付
ライフサイクル開始日 2009/10/22
サービスパックサポート終了日 2013/4/9
メインストリームサポート終了日 2015/1/13
延長サポート終了日 2020/1/14

Windows 7の延長サポートは2020年1月14日(火)に終了となります。「延長サポート期限日以降のセキュリティ更新プログラムは受けられません」。

サポート期限を再延長できるか

延長サポートが終わっても再延長できるのでしょうか?

法人のみ可能

延長サポート終了後については、法人のボリュームライセンス契約(Windows 7 Professional/Enterprise)をしているユーザーのみです。

期限は3年間延長の2023年1月までで、Windows 7 Extended Security Update(ESU)という名前の有償プログラムです。

「個人やボリュームライセンスを契約していない企業に関しては、速やかにWindows 10へアップグレード」してください。

ESUのサポート延長の価格について

まず導入に関しては「ユーザーごと」に有償となります。

経過年数 1ユーザーあたりの価格
1年目 50ドル
2年目 100ドル
3年目 150ドル

年々価格が上昇することから、早めのアップグレードを促しているのでしょう。

Windows 7 Extended Security Updateの導入はこちら

サポート終了後に使い続けるとどうなるか

サポートが終了した後もWindows 7がインストールされているPCを引き続き使用することはできます。

ただしMicrosoftからセキュリティ更新プログラムが提供されなくなりますのでセキュリティのリスクやウィルスの被害を受けやすくなる危険性が高くなります。

サポート終了後のOSを使い続けることによる危険は次のようなものがあります。

  • マルウェアへの感染・未知のウイルスによる被害
  • フィッシング・なりすましの被害
  • 個人情報漏えいの危険性

以下で説明している対策を一刻も早く実施しましょう。

Windows 7のサポート終了に伴う対策

Windows 7のサポート終了に伴いおすすめ順に対策をご紹介していきます。

Windows 10にアップグレードする

Windows 10を購入して現状のPCに新規インストール、アップグレードする方法があります。OSの購入だけになりますのでコストが抑えられるメリットがあります。

Windows 10への無償アップグレードは2016年7月29日に終了しましたので現状、Windows 10にアップグレードするにはOSを購入する必要があります。

Windows 10はWindows 7より求めるPCのスペックが上がっているのでご自身のPCのスペックを十分確認した上で購入しましょう。Windows 10のシステム要件は下記をご確認ください(メモリは4GB以上がおすすめです)。

システム要件
プロセッサ 1ギガヘルツ (Ghz)以上のプロセッサまたは システム・オン・チップ(SoC)
RAM 32ビット版では1GB、64ビット版では2GB
ハードドライブの空き領域 32ビット版OSでは16GB、64 ビット版OSでは32GB
グラフィックス カード DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
ディスプレイ 800x600
インターネット接続 アップデートの実行、一部の機能の利用およびダウンロードには、インターネット接続が必要です。

あなたにあったWindows 10の入手方法がMicrosoftで確認できます。

Windows 10はオンラインコード版、パッケージ版、DSP版など種類がありますのでご自身に合ったものを選びましょう。

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ビッグセール情報

  • ビッグセール情報

Windows 10 Homeについて詳しく知りたい方は以下の記事でまとめていますのでご参考ください。

Windows 10 Homeとは?購入価格や機能など情報まとめ

Windows 10搭載のPCに買い替える

Windows 7がインストールされているPCを長年使用している場合は、この機会にPC自体の買い替えをおすすめします。

バッテリーや動作スピードなど最新のPCは機能が向上しています。価格もWindows 7が発売された頃と同じくらいの金額で高機能のPCを購入することができます。

個人で使われる場合のおすすめのノートPCを下記でご紹介します。

(おすすめ)Surface Pro 7

Microsoft Surfaceシリーズのタブレットにもノートパソコンにもなる2in1のPC、「Surface Pro 7」です。用途に応じて動画を見るときはタブレットモードで、ExcelやWordを使用する際はノートパソコンモードにできます。

下記ボタンよりマイクロソフト公式ストアでSurface Pro 7をご購入いただけます。

Microsoft Storeで価格を見るicon

以下のモールでは公式サイトと価格が違う場合がございます。公式サイトより安い可能性もありますので、各モールで価格比較をしてみてください。

【整備済み品】マイクロソフト Surface Pro 7 ■ 12.3型(2736x1824) / 第10世代Core i5-1035G4 / メモリ8GB / SSD256GB / 無線LAN&Bluetooth / MS Office 2019 / Win11搭載 / ブラック / 本体のみ

【整備済み品】マイクロソフト Surface Pro 7 ■ 12.3型(2736x1824) / 第10世代Core i5-1035G4 / メモリ8GB / SSD256GB / 無線LAN&Bluetooth / MS Office 2019 / Win11搭載 / ブラック / 本体のみ

以下の記事でSurface Pro 7の詳しい機能や価格などを解説していますのでご参考ください。

Surface Pro 7の価格/機能/人気アクセサリーなどご紹介

(おすすめ)Surface Laptop 3

Microsoft Surfaceシリーズのノートパソコン版の「Surface Laptop 3」です。ノートPCとして書類を作成しやすいのはもちろんのこと、軽いので持ち運びが楽です。

下記ボタンよりマイクロソフト公式ストアでSurface Laptop 3をご購入いただけます。

Microsoft Storeで価格を見るicon

以下のモールでは公式サイトと価格が違う場合がございます。公式サイトより安い可能性もありますので、各モールで価格比較をしてみてください。

マイクロソフト Surface Laptop 3 15インチ/ Office H&B 2019 搭載/AMD Ryzen 5 / 8GB / 256GB / ブラック (メタル) VGZ-00039

マイクロソフト Surface Laptop 3 15インチ/ Office H&B 2019 搭載/AMD Ryzen 5 / 8GB / 256GB / ブラック (メタル) VGZ-00039

以下の記事でSurface Laptop 3の詳しい機能や価格などを解説していますのでご参考ください。

Surface Laptop 3の価格/機能/人気アクセサリーなどご紹介

Windows Virtual Desktop

もし下記のいずれかのライセンスを契約している場合、「Windows Virtual Desktop」を利用すると仮想マシン上でWindows 7のデスクトップにリモートで接続することができます。

  • Microsoft 365 F1/E3/A3/E5/A5
  • Microsoft 365 Business
  • Windows 10 Enterprise E3/E5
  • Windows VDA

Windows 7でしか動作しないソフトを使いたい場合、「Windows Virtual Desktop」を利用すればWindows 10からWindows 7にリモート接続してソフトを使用することができます。

また「Windows Virtual Desktop」を利用すれば追加費用がかからず2023年1月までWindows 7のセキュリティ更新プログラムを受けることができます。

別のOSを乗せ換える

Linux(リナックス)などの他のOSに乗せ換える方法もあります。Windowsのソフトは使用できませんが、代替ソフトをインストールして使用します。

ご自身でOSのインストール方法を調べながらやる必要がありますのでパソコンに詳しくない方には敷居が高いかもしれません。

Windows 7を使い続ける

どうしてもWindows 7を使い続けたいという方はインターネットに接続しないという手段があります。今後Windows 7のサポートが終了するので重大なセキュリティのリスクやウイルスの被害があったとしても更新プログラムが提供されません。

ただしWindows 7が入ったPCをインターネットに接続しなければその危険性を軽減することができます。他にもUSBメモリや周辺機器なども接続しないことで脅威の侵入を防ぐことができます。

しかし昨今インターネットが使用できないとPCの活用の幅が狭くなってしまいますので別の対策をおすすめします。