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Altキーを利用するエクセルショートカット

エクセルでは「Alt」キーを使って、本来ショートカットが割り当てられていないセルの結合や、文字列の中央揃えを実行できます。

この記事では、Altキーを使うエクセルのショートカットを用途別に紹介しています。

罫線を素早く引きたいときや、オートSUMを使いたいときにも役立ちますので覚えておきましょう。

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Altキーを利用するエクセルショートカット

Altキーを利用するショートカットを表形式でまとめました。

ショートカットの使い方ですが、「Alt, A, A, A」のようにカンマ区切りで記してあるキーは「アクセスキー」といい、キーを1つずつ順番に押します。

「Alt + A」のようにプラス記号で繋がっているキーは、キーを同時に押します。

Macをお使いの場合アクセスキーは使用できません。しかしAlt + Aのようなショートカットは、Altの代わりにoptionキーを使うことで実行できます。

表の「説明文」にある青い文字を選択すると、各ショートカットキーの記事にアクセスできますので、詳しい使い方を確認したいときにお役立てください。

書式設定に関するショートカット

Altキーを使った書式設定のショートカット

「セルを結合」「文字列の中央揃え」など、使用頻度が高い操作はAltキーを使って素早くこなしてしまいましょう。

以下の表では、Altキーを使った書式設定に関するショートカットをまとめています。

説明文ショートカットキー分類
セルを結合しますAlt, H, M, Mセル結合
セルを結合して中央揃えにしますAlt, H, M, Cセル結合
セルを横方向に結合しますAlt, H, M, Aセル結合
セルの結合を解除しますAlt, H, M, Uセル結合
セルの背景色を塗りつぶしますAlt, H, H書式設定
文字色を変更しますAlt, H, F, C書式設定
文字列を左揃えにしますAlt, H, A, L書式設定
文字列を中央揃えにしますAlt, H, A, C書式設定
文字列を右揃えにしますAlt, H, A, R書式設定
文字サイズを一段階大きくしますAlt, H, F, G書式設定
文字サイズを一段階小さくしますAlt, H, F, K書式設定
文字サイズを任意の大きさに変更しますAlt, H, F, S書式設定
[スタイル]ダイアログボックスを表示しますAlt + Shift + 7書式設定
[形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを表示しますCtrl + Alt + V貼り付け
セル内編集時:セル内で改行します
上記以外:直前の操作を繰り返します
Alt + Enter文字入力
Altキーを使った罫線のショートカット

また、罫線を格子状に引きたいときや、下線を引きたいときにもAltキーを使ったショートカットは有効です。

罫線はWindowsでのみ使用できる「アクセスキー」で引くことができます。

以下の表に記載されているキーを順番に押して、罫線を素早く引いてみましょう。

説明文ショートカットキー分類
格子状に罫線を引きますAlt, H, B, A罫線
下罫線を引きますAlt, H, B, O罫線
上罫線を引きますAlt, H, B, P罫線
左罫線を引きますAlt, H, B, L罫線
右罫線を引きますAlt, H, B, R罫線
枠なしにしますAlt, H, B, N罫線
外枠を引きますAlt, H, B, S罫線
太い外枠を引きますAlt, H, B, T罫線
下二重罫線を引きますAlt, H, B, B罫線
下太罫線を引きますAlt, H, B, H罫線
上罫線 + 下罫線を引きますAlt, H, B, D罫線
上罫線 + 下太罫線を引きますAlt, H, B, C罫線
上罫線 + 下二重罫線を引きますAlt, H, B, U罫線
罫線を作成しますAlt, H, B, W罫線

データに関するショートカット

Altキーを使ったデータに関するショートカット

ショートカットを使うことで、オートSUMやデータの並び替えが簡単にできます。

大量のデータを管理するときに便利なショートカットを以下の表にまとめましたので、ぜひご活用ください。

説明文ショートカットキー分類
フィルターの絞り込みを解除しますAlt, A, Cフィルター
テーブルの書式を解除しますAlt, J, T, S, C文字入力
テーブルを解除しますAlt, J, T, G文字入力
オートSUMを使って合計しますAlt + Shift + -(マイナス)数式/関数
[連続データの作成]ダイアログボックスを表示しますAlt, E, I, Sオートフィル
編集中のシートに選択範囲のデータを参照したグラフを作成しますAlt + F1グラフ
データを昇順で並び替えますAlt, A, S, A全般
データを降順で並び替えますAlt, A, S, D全般
プルダウンのリストを開きますAlt + ↓プルダウン
[データの入力規則]ダイアログボックスを表示しますAlt, A, V, Vプルダウン

グループ化するショートカット

Altキーを使ったグループ化のショートカット

データを見やすくまとめるため行や列を折りたたみたいときは、ショートカットを使ってグループ化を行いましょう。

グループ化した行や列は、「-(マイナス)」ボタンで折りたたむことができ、「+(プラス)」ボタンで再表示できます。

そのほか、図形もグループ化することができます。詳しくは以下の表をご覧ください。

説明文ショートカットキー分類
選択したセルの⾏と列をグループ化しますShift + Alt + →グループ化
選択したセルの⾏と列をグループ化を解除しますShift + Alt + ←グループ化
選択した図形をグループ化しますAlt, J, D, A, G, Gグループ化

シートに関するショートカット

Altキーを使ったシートに関するショートカット

シートのコピーや、削除、名前の変更などもショートカットを使えば一瞬で完了します。

以下の表では、Altキーを利用したシートに関するショートカットをまとめています。

説明文ショートカットキー分類
選択したシートをコピーしますAlt, E, Mシート
選択したシートを削除しますAlt, H, D, Sシート
シート名を変更しますAlt, H, O, Rシート

エクセルを終了するショートカット

Altキーを上手く活用することで、編集中のファイルを閉じることができたり、エクセルのアプリ自体を強制終了することもできます。

説明文ショートカットキー分類
Excelのファイルを閉じますAlt + F4閉じる
Excelのアプリを強制終了させますCtrl + Alt + Delete閉じる

「Excelのアプリを強制終了」するショートカットは、キーを押しただけでは強制終了できません。

詳しい使い方については、「説明文」にあるリンクから、エクセルを強制終了させるショートカットの記事にアクセスしてみてください。

表示・非表示にするショートカット

Altキーを使った表示や非表示のショートカット

枠線や、数式バーの表示/非表示を切り替えるには、表示タブにある「目盛線」「数式バー」のチェックを付けたり外したりする必要があります。

以下の表にあるショートカットキーを覚えることで、マウスを使わなくても表示と非表示を切り替えることができます。

そのほか、シートを非表示/再表示するショートカットもまとめています。

説明文ショートカットキー分類
枠線の表示/非表示を切り替えますAlt, P, V, G表示/非表示
非表示になった数式バーを表示しますAlt, W, V, F表示/非表示
選択したシートを非表示にしますAlt, H, O, U, S表示/非表示
非表示のシートを再表示しますAlt, H, O, U, H表示/非表示

画面に関するショートカット

Altキーを使った画面に関するショートカット

ショートカットを使えば、画面の表示を15%拡大/縮小することも、ウィンドウ枠を固定することも簡単にできます。

画面の表示に関するショートカットは豊富にあります。よく使っている操作がないか、以下の表から確認してみてください。

説明文ショートカットキー分類
画面の表示倍率を15%拡大しますCtrl + Shift + Alt + -(マイナス)全般
画面の表示倍率を15%縮小しますCtrl + Alt + -(マイナス)全般
[ズーム]ダイアログボックスを表示しますAlt, W, Q全般
ウィンドウ枠を固定しますAlt, W, F, F全般
先頭行を固定しますAlt, W, F, R全般
先頭列を固定しますAlt, W, F, C全般
ファイルを開かずに閲覧しますAlt + P全般
列の幅を自動調整しますAlt, H, O, I全般
1画面左にスクロールしますAlt + Page Up移動
1画面分右にスクロールしますAlt + Page Down移動

セルを選択するショートカット

セルを選択する際、マウスでドラッグするよりもショートカットを使った方が早く作業が進むことがあります。

以下の表では、Altキーを使ったセルを選択するショートカットをまとめています。

説明文ショートカットキー分類
左方向に1画面分選択範囲を拡張しますShift + Alt + PageUp選択
右方向に1画面分選択範囲を拡張しますShift + Alt + PageDown選択
可視セルを選択しますAlt + ;(セミコロン)選択
[オブジェクトを選択]を有効にしますAlt, H, F, D, O選択
図形/画像/テキストボックスなどのオブジェクトを選択しますCtrl + Alt + 5選択

リボンを選択するショートカット

Altキーを使ったリボンを選択するショートカット

エクセルの画面上部には、ホームタブ、挿入タブ、描画タブなどがありますが、それらの総称を「リボン」と言います。

Altキーを使えば、マウスを使うことなくタブを選択することができます。

以下の表では、リボンを選択するショートカットをまとめています。

説明文ショートカットキー分類
[ファイル]タブを選択しますAlt, Fリボン
[ホーム]タブを選択しますAlt, Hリボン
[挿入]タブを選択しますAlt, Nリボン
[描画]タブを選択しますAlt, J, Iリボン
[ページレイアウト]タブを選択しますAlt, Pリボン
[数式]タブを選択しますAlt, Mリボン
[データ]タブを選択しますAlt, Aリボン
[校閲]タブを選択しますAlt, Rリボン
[表示]タブを選択しますAlt, Wリボン
[自動化]タブを選択しますAlt, Y, 1リボン
[開発]タブを選択しますAlt, Lリボン
[ヘルプ]タブを選択しますAlt, Y, 2リボン

マクロに関するショートカット

Altキーを使ったマクロのショートカット

マクロを頻繁に使用する場合は、以下の表にあるショートカットキーを覚えておくことをおすすめします。

ショートカットを使えば、リボンに「開発」タブを表示させなくても、マクロを呼び出せたりVBAでコードを編集することができます。

リボンにタブを増やしたくないときに便利ですので、ぜひ覚えておきましょう。

説明文ショートカットキー分類
[マクロ]ダイアログボックスを表示しますAlt + F8マクロ
Microsoft Visual Basic for Applications(VBA)エディターを開きますAlt + F11マクロ

図形を回転するショートカット

Altキーを使った図形を回転するのショートカット

図形を回転するには、図形を選択してから上部の回転マークを左右に動かす必要があります。

ですがショートカットキーを使えば、キーを押すだけで図形を回転させることができます。

45度/90度など決まった角度に回転させたいというときに便利なショートカットです。

以下の表では、Altキーを利用した図形を回転するショートカットをまとめています。

説明文ショートカットキー分類
図形選択時に図形を左回転させますAlt + ←図形
図形選択時に図形を右回転させますAlt + →図形